ファミリーマート、知的障がい社員向け認知発達支援プログラムの第2期を開始
株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:小谷建夫)は、ダイバーシティ&インクルージョンのさらなる推進に向け、千葉県流山市などの農場で勤務する知的障がいのある社員を対象とした認知発達支援プログラム「夢育て1.0」の第2期を2026年10月7日(水)にスタートしました。
本プログラムは2025年10月より企業として日本で初めて導入されたもので、2026年9月30日(水)には約1年間の研修を終えた第1期メンバー10名の修了式が実施されました。同社は今後も農場スタッフのメンバーを入れ替えるとともに、内製化を視野にプログラムを継続し、社員一人ひとりの潜在能力の開花とキャリア形成をサポートする方針です。
専門教育プログラム「夢育て1.0」の概要
「夢育て1.0」は、株式会社夢育てが提供する独自の専門教育プログラムです。認知発達教育の「フォイヤーシュタイン・メソッド」や、体の使い方を学ぶ「ブレインジム®」、主体性を育む「夢や希望を語る時間(夢語り)」を組み合わせて構成されています。社員の潜在能力を引き出し、対応できる作業の幅を広げることで、自立と豊かなキャリア形成を支援することを目的としています。
認知アセスメントによる定量的な効果測定

約1年間にわたる研修の実施前後に株式会社夢育ての専門家による認知アセスメントを行った結果、対象社員の認知機能に大幅な向上が定量的に確認されました。
実施された4種類のアセスメントの項目と結果は以下の通りです。
- 空間把握・視覚的記憶力の向上:図形の構造を正確に捉え、記憶して描き写す力のテスト
- 帰納的推論・仮説演繹的推論する力の伸び:提示されたルールや法則性を推論して導き出すテスト
- 学習速度とパターンの把握能力の向上:繰り返し学ぶ中で、物事のパターンや規則性を見つけ出すテスト
- 作業の正確性と効率性の向上:必要な情報をすばやく探し出し、正確に処理するテスト

農作業現場における作業スキルと行動の変化
認知機能の向上に伴い、実際の農作業現場においても行動変容や作業スキルの向上が見られました。注意力や身体の使い方が改善したことで、「収穫」や「袋詰め」といった精度の求められる作業を自立して行えるようになった社員が複数誕生しています。
また、姿勢の改善により作業への集中力が増したほか、自ら報告や相談を行ったり、積極的に発言してコミュニケーションをとったりする自発的な行動が増加しました。周囲のメンバーをフォローする姿勢やリーダーシップも見受けられています。
さらに、スキルの向上と自信の獲得により、社外の農家へ出向いて作業支援を行う農福連携(※)への参加実績が大きく伸び、毎週のように外部農場で活躍する社員も現れています。
※障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組み。ファミリーマートでは、障がいのある社員が近隣のプロ農家への支援に入ることを指す。
内製化に向けた体制づくりと今後の展開
ファミリーマートは、本プログラムが知的障がいのある社員の「わかること」と「できること」の幅を広げ、キャリアと自立を支援するものであるとしています。今後は新たに選抜された第2期メンバー8名による研修を継続します。
また、研修の内製化に向けて現在社員4名が講師資格を取得しており、継続的な実施に向けた体制づくりも同時に進められています。
本記事は株式会社ファミリーマートの発表をもとに作成しています。
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