パナソニック インダストリー、GM5シリーズの受注を2026年10月に開始へ
パナソニック インダストリー株式会社は、産業用機械や製造設備の制御に向けた高性能プログラマブルモーションコントローラ「GM5シリーズ」の受注・販売を2026年10月6日より開始します。
同製品は、2系統のEtherCATポートを標準搭載し、デュアルコアによる分散演算処理を行うことで、1台のコントローラで制御周期の異なる複数系統の高度な同期制御を実現します。位置決めや加工などの高精度な制御工程と、コンベア搬送などの一般的な制御工程を最適な通信周期で統合管理できるように設計されています。
異なる通信周期の制御を1台で統合管理
自動車や電子部品、包装機械などの製造現場では、製品の微細化や高品質化、生産ラインの多品種対応に伴って産業用機械の高精度化と複合化が進んでいます。
GM5シリーズは最大128軸の制御に対応し、異なる通信周期を持つ2系統のEtherCAT(例:高速0.5 ms、中速2 ms)と1系統のパルス出力を1台で同期制御できます。位置決めや加工制御などの高精度モーション軸と、コンベア搬送や供給・排出などの汎用軸で通信周期を分けて最適制御することが可能です。

多機能I/Oの内蔵による省スペース設計
本体には最大4 MHz対応の超高速カウンタ入力やパルス・PWM出力などの多機能I/Oが標準装備されています。

外部エンコーダを同期主軸とする高速・高精度な同期制御もコントローラ本体のみで完結できるため、拡張ユニットを追加することなく制御盤内の省スペース化や部品コスト削減につながります。
CODESYS基盤のソフトウェアで開発効率を向上


ソフトウェアには、グローバル標準の制御プラットフォーム「CODESYS」をベースにした「GM Programmer Pro」を採用しています。IEC 61131-3標準規格に準拠し、6種類の言語(LD/ST/FBD/SFC/IL/CFC)に対応します。
UML(統一モデリング言語)によるシステム設計や、視覚的にカム設計ができる「電子カム機能」、専用制御ライブラリを組み合わせることで、設計・検証・現場立ち上げ工数を削減し、装置の市場投入を支援します。
主な仕様とラインアップ
主な想定用途として、包装・製袋機械(ロータリーカッタによる高速追従切断、フィルムテンション制御、巻取・巻出制御、ピック&プレース等)、自動組立機・加工機(精密位置決め、高精度軌跡制御等)、搬送・マテリアルハンドリング(コンベア同期、ローダー/アンローダー、ワーク搬送等)が挙げられています。
ラインアップおよび主な仕様は以下の通りです。
- AGM5CHE128TA:EtherCAT軸数 128軸(64軸 x 2)、プログラム容量 80MB
- AGM5CHE064TA:EtherCAT軸数 64軸、プログラム容量 40MB
- AGM5CHE032TA:EtherCAT軸数 32軸、プログラム容量 20MB
- 共通通信インターフェース:EtherCAT:2ポート、Ethernet:1ポート、RS-485:1ポート
本記事はパナソニック インダストリー株式会社の発表をもとに作成。
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