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フーリハン・ローキー、建設・物流・人材派遣の業績とM&A動向レポートを公開

フーリハン・ローキー株式会社は、エッセンシャルワーカー関連業界である建設・物流・人材派遣を対象とした「エッセンシャルワーカー業界(建設/物流/人材派遣)の2026年度第1四半期決算概要とM&A動向」に関する調査レポートを公開しました。調査では、各業界において人手不足への対応や事業基盤強化を目的とした再編の動きが広がり、M&Aが重要な経営戦略として定着しつつある状況が示されています。同社加藤良輔マネージングディレクターは、人が資本である同業界において人材確保や専門領域の強化を目的としたM&Aが増加していくと考えているとし、事業会社による買収に加えてPE(プライベートエクイティ)ファンドによる投資も再編を後押ししていると述べています。

建設業界は堅調な需要が継続しスーパーゼネコンの買収相次ぐ

建設業界では、データセンター・半導体関連投資や再開発などの底堅い需要を背景に、2026年度第1四半期時点の業績は前年同期比で増収増益となった事業者が多数みられました。

一方で、株価やマルチプルについては中東情勢や金利上昇等への懸念を背景に、2026年初のピーク時と比べると落ち着きがみられます。人手不足等を背景とした建設業界関連のM&Aは近年、件数・金額ともに増加傾向にあり、特に2026年はスーパーゼネコンによる買収が相次いでいます。

物流業界は業界再編が進み大型案件が活発化

物流業界では、価格改定や輸送効率化の進展に加え、中東情勢を背景とした運賃上昇などにより、業界全体として増収増益基調が継続しています。特にトラック(企業物流)セクターは価格改定に加え、ナフサ不足を見越した在庫確保・前倒し出荷、原油価格高騰を背景とした大手へのスイッチなどを背景に物量が増加し、業績が好調です。

26年度については各種コスト増による利益圧迫が続くものの、業界全体として引き続き増収増益が見込まれており、上期の好調な業績を受けた上方修正も公表されています。直近1年間の株価は上昇傾向にあるものの、一部企業を除くとTOPIXを下回る水準で推移し、倉庫・外航海運を除きEV/EBITDA倍率は7-8x程度に収斂しています。また、ドライバー不足やコスト増などを背景に中小物流企業の大手傘下入りが継続しているほか、日本郵船によるNSユナイテッド海運の非公開化やFedexの組織再編など、国内外で大型再編も公表されています。

人材派遣業界は構造的人手不足で成長しPE投資も継続

人材派遣業界は、稼働人数と契約単価の上昇により業界全体として増収増益基調が続いています。各種コスト増は利益圧迫要因となっているものの、単価上昇による粗利改善やコスト削減による大幅増益となった企業も存在します。通期でも増収増益が見込まれており、特に建設セクターの人手不足を背景に建設派遣企業の成長が顕著です。

株価は2026年以降下降傾向にあったものの、2025年度通期決算がおおむね好調だったこともあり、足元3か月は回復の動きがみられ、直近決算が好調だった製造、事務・営業、建設派遣は急騰しました。前年比では株価はほぼ横ばいで推移しています。特定分野の強化を目的としたM&AやPE投資先企業による選択と集中を企図したM&Aのトレンドは継続しており、事業会社のみならずPEファンドの投資意欲も高いとみられています。

調査概要および関連情報

  • 調査名:「エッセンシャルワーカー業界(建設/物流/人材派遣)の2026年度第1四半期決算概要とM&A動向」に関する調査
  • 調査対象:建設/物流/人材派遣業界 国内主要企業各社
  • 調査方法:各社決算報告をもとに当社分析
  • お問い合わせ先:フーリハン・ローキー株式会社マーケティング部(https://japan.hl.com/contact-us)
  • 公式ウェブサイト:https://japan.hl.com/
  • LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/houlihan-lokey/

本記事はフーリハン・ローキー株式会社の発表をもとに作成されています。

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