会員制トラベルクラブのThirdHomeが日本市場への本格参入を開始
ラグジュアリーなセカンドホームオーナー向けのプライベート・トラベルクラブ「ThirdHome(サードホーム)」は、日本市場への本格参入を開始しました。
同社は、別荘オーナーが自身の物件を使用しない期間を活用し、世界各地の会員が所有するラグジュアリーな邸宅に滞在できる会員制のトラベルネットワークを展開しています。今回の日本参入は、同社のアジア事業拡大における重要な戦略の一環となります。
日本のラグジュアリー不動産市場の成長に着目


ThirdHomeが日本を重要市場と位置付ける背景には、日本の富裕層人口に加え、ラグジュアリー不動産やブランドレジデンス市場の急速な成長があります。
C9 Hotelworksの「Asia Branded Residences Market Review」によると、日本のブランドレジデンス市場は約30億米ドル規模です。アジア全体の約400億米ドル市場において市場規模では第6位である一方、1戸あたりの平均価格ではモルディブに次ぐアジア第2位となっています。また、ホテルやリゾートに併設されない独立型レジデンスの割合も比較的高く、親和性が高い市場と捉えています。
ThirdHomeが世界で取り扱う物件の平均価値は約240万米ドルです。日本における高級レジデンス市場の拡大を背景に、今後は国内の物件オーナーやデベロッパー、ホスピタリティ企業との連携を通じて、日本でのネットワーク拡大を目指すとしています。


国内主要都市やリゾート地へネットワークを拡大
ThirdHomeでは現在、日本国内においてニセコや白馬のシャレー、箱根のマウンテンリトリートなどを展開しています。本格参入後は国内ポートフォリオをさらに拡大し、以下のデスティネーションでの物件拡充を進める方針です。




- 東京・大阪など主要都市のラグジュアリーレジデンス
- 北海道や日本アルプスのスキーイン・スキーアウト物件
- 京都をはじめとする文化的デスティネーションの邸宅
- 沖縄のリゾート
さらに、The Ritz-Carlton Destination Club、Hyatt Vacation Club、Minor Vacation Clubなど、グローバルで構築してきたホスピタリティパートナーとのネットワークも活用しながら、日本における新たなパートナーシップの可能性を模索していきます。
ThirdHomeの特徴は、所有物件の使われていない期間を新たな旅行価値へ転換する点にあります。会員は、自身が所有するセカンドホームを利用しない期間にネットワークへ提供することで旅行クレジットを獲得し、そのクレジットを利用して世界各地の会員が所有する邸宅に滞在できます。


一般的なレンタル料金と比較して最大90%のコストを抑えた滞在が可能としており、交換手数料は通常、1週間あたり495〜1,395米ドルとなっています。
創業者Wade Shealy氏が国内カンファレンスに登壇
日本市場への本格参入に合わせ、創業者・会長兼CEOのWade Shealy(ウェイド・シーリー)氏が来日しました。2026年9月24日〜25日にヒルトン東京お台場で開催された「Japan & North East Asia Hotel Investors’ Summit(JHIS)2026」の「Branded Residence Workshop」に登壇し、ブランドレジデンス市場の成長や富裕層の旅行・不動産に対する価値観の変化について見解を共有しました。
Wade Shealy氏は「ThirdHomeを通じて、既存のグローバル会員、そしてこれから加わる日本の新しい会員の皆様に、日本と世界をより自由につなぐ新しい旅のスタイルを提供できることを心より楽しみにしています」とコメントしています。
ThirdHomeの概要
- 創業:2010年(北米から欧州、オーストラリアへ拡大し、2025年にアジア市場へ本格進出)
- 展開規模:世界100カ国以上、2,500以上のデスティネーションに約30,000物件
- 実績:世界累計予約数はまもなく10万件に到達する見込み
本記事はThirdHomeの発表をもとに作成しました。
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