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ZENB、黄えんどう豆のグルテン低減食でおなかの不調やQOL改善を確認

ミツカングループの株式会社ZENB JAPAN(ゼンブ ジャパン)は、黄えんどう豆を主原料としたグルテンフリー食品を取り入れたグルテン低減食が、おなかの調子や生活の質(QOL)などに与える影響を検証するヒト臨床試験を実施しました。その結果、腹部症状を抱える対象者において症状の有意な改善や生活の質(QOL)の向上が認められたほか、腸内細菌叢の変化も確認されました。本研究成果は、2026年8月29日に国際学術誌「European Journal of Nutrition」に掲載されました。

研究の背景と臨床試験の概要

小麦による不調には、セリアック病や小麦アレルギーのほか、2012年に新たに提唱された「非セリアックグルテン過敏症(NCGS)」があります。グルテンフリー食はこうした不調の改善に有用とされる一方、食物繊維が不足しやすく腸内細菌叢が乱れる可能性も指摘されています。同社はこれまで黄えんどう豆食品が腸内細菌叢を改善することを報告しており、今回の研究に至りました。なお、黄えんどう豆を用いたグルテン低減生活が健常者の腹部症状に与える影響をヒト臨床試験で直接検証した研究としては、2026年8月時点で同社がPubMedを用いて「Yellow pea」「Gluten」のキーワードで検索した範囲において世界で初めての研究となります(当社調べ)。

試験は、藤田医科大学総合アレルギーセンター センター長、矢上晶子教授の監修のもとで実施されました。主食として小麦を使った食品を週14食以上(1日平均2食以上)摂取している18~64歳の成人健常者30名を対象に、4週間の試験を行いました。対象者を自覚症状がない「腹部症状なし群」と自覚症状を有する「腹部症状あり群」の2群に分け、小麦を含む食品を控えてもらう代わりに黄えんどう豆食品(パスタ、パン、クラッカー)とご飯を配布し、自由に摂取してもらいました。現実的な食生活を維持するため調味料には制限を設けていません。

腹部症状やQOL、腸内細菌叢の改善結果

4週間のグルテン低減を行った結果、腹部症状あり群では「腹部膨満感」「腹痛または不快感」「残便感」「急な排便要求」「硬い便」の5項目で有意に改善し、「ゆるい便」の項目でも改善傾向がみられました。さらに腸内細菌叢の解析では、おなかの調子を整えることで知られる “Butyricimonas unclassified” や “Eubacterium hallii group” を含む、症状の改善度と関連する6種類の腸内細菌が確認されました。

腹部症状なし群においても、黄えんどう豆を1日平均80g以上摂取した人で「疲労感」が有意に改善しました。また、4週間の試験期間中に食事記録に基づき全食事回数84回のうち90%以上(76回以上)でグルテンフリー食を実施した人(※調味料に含まれる微量なグルテンはカウント対象外)では、「総合的な身体的QOL」が有意に改善しました。

監修者の見解

研究を監修した藤田医科大学総合アレルギーセンターの矢上晶子教授は、小麦を控え黄えんどう豆由来食品に置き換えることで腹部症状や体調の改善が確認され、サイトカインや腸内細菌の変化によって体の内側の変化が客観的に示されたと評価しています。

また、腹部症状のない人でも疲労感や身体的QOLの改善がみられるという知見が得られた点について、食事と健康のつながりを科学的に示す一歩となる研究であるとコメントしています。

発表論文と企業情報

掲載された論文および株式会社ZENB JAPANの概要は以下の通りです。

論文情報

  • タイトル:Effects of reduced gluten intake through the inclusion of yellow pea-based products on abdominal symptoms in habitual wheat consumers: a non-randomized clinical trial
  • 著者:Hitoshi Shimbo, Mamoru Ito, Yuto Aoki, Joto Yoshimoto, Mikiya Kishi, Jiro Saito, Yukihiro Ohya, Masashi Nakamura, Senju Hashimoto, and Akiko Yagami
  • 掲載誌:European Journal of Nutrition
  • DOI:https://doi.org/10.1007/s00394-026-04097-2

株式会社ZENB JAPAN

  • 所在地:愛知県半田市
  • 公式サイト:https://zenb.jp
  • お問い合わせ:https://support.zenb.jp/hc/ja/requests/new

本記事は株式会社ZENB JAPANの発表をもとに作成されています。

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