デザイニウム、スマホカメラで屋内現在地を認識するAI MIRUBAを発表
株式会社デザイニウムは、スマートフォンのカメラで屋内の現在地を認識するオンデバイス場所認識AI「MIRUBA(ミルバ)」を発表した。あらかじめ撮影した写真とカメラに映る景色を画像認識で見比べることで、GPSやビーコンなどの外部インフラに依存せず端末内で現在地を特定する技術である。同社は、2026年10月6日(火)・7日(水)に大阪・グラングリーン大阪(ロートハートスクエアうめきた)で開催される「UMEKITA STARTUP SQUARE 2026」(Global Startup EXPO 2026内のイベント)にブースを出展し、MIRUBAの体験提供を行う予定としている。
端末内で処理が完結する場所認識技術
MIRUBAは、画像認識AIによって事前に撮影した場所の写真とカメラに映っている景色を照合する仕組みを採用している。処理はスマートフォン内で完結するため、必要なデータを読み込んだ後はオフライン環境でも動作する。これにより、GPSが届きにくい屋内や、通信が混雑しやすい大規模会場でも安定した認識が可能となる。
また、展示会場のように似た区画が並ぶ空間でも、上部バナーの違いなどを識別できるよう自社開発されている。会場全体の3次元地図を作成する一般的なVPS(ビジュアル・ポジショニング・システム)とは異なり、柱や看板といった少数の目印を数枚撮影・登録するだけで準備が完了するため、導入コストを抑えられるとしている。

多言語対応のAIコンシェルジュ機能を搭載
MIRUBA上で動作する最初のユースケースとして、RAG(検索拡張生成)を活用した多言語対応のAIコンシェルジュが提供される。
用意されている機能は以下の5点となる。
- Navigate: 施設内の案内
- Recommend: 状況に応じた情報の提案
- Explain: 展示・商品・施設の解説
- Discover: 新しい体験との出会い
- Interact: 空間そのものをインタラクティブにする

想定導入先と利用方法
MIRUBAは、商業施設、イベント会場や展示会、ミュージアム(博物館・美術館)、オフィス、スタジアムなどの施設運営者に向けたサービスとして開発が進められている。
導入時は施設内の主要地点の写真と解説内容を登録する形式をとる。来場者は専用アプリをインストールする必要がなく、スマートフォンからURLまたはQRコードにアクセスしてカメラを向けるだけで利用できる。現在、施設運営者向けの紹介ページ(https://miruba.space)が公開されている。
会社概要
- 社名:株式会社デザイニウム
- 本社:会津若松市東栄町1-77 ICTオフィスビルAiCT 3-2(発表文冒頭では東京都とも記載)
- 代表者:代表取締役 前田 諭志(発表文冒頭では代表:秦優とも記載)
- 設立:2005年2月8日
- 事業内容:ウェブサービス、モバイル・体験型アプリケーションの企画開発
- URL:https://www.designium.jp/
本記事は株式会社デザイニウムの発表をもとに作成。
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