neoAI、ベネッセ向けに生成AIを活用した校正AIを開発
株式会社neoAIは、株式会社ベネッセコーポレーション向けに、生成AIを活用した校正AIを開発しました。同システムは法人向けAIエージェントプラットフォーム「neoAI Chat」をベースに、ベネッセの校正業務に特化したAIアシスタントとして構築されたものです。

ベネッセが蓄積してきた校正ルールや業務知識を参照し、PDFや画像形式の制作物を多角的にチェックします。誤字脱字や表記揺れのほか、締切日・受講費・契約条件の整合性など、従来のルールベースでは検出が難しかった文脈や業務知識に依存する誤りについても、理由とともに提示します。
開発の背景
ベネッセでは、教材や各種サービスに関する広告物など、多岐にわたる制作物の校正業務を行っています。校正では一般的な誤字脱字に加え、事業部や商材固有のルールに基づく確認が求められます。
従来のルールベースによる校正は辞書やパターンに一致する明確な誤字脱字などの検出を得意とする一方、事前登録のない表現や文脈を踏まえた確認には限界がありました。また、業務がベテラン校正者の経験や知識に支えられている面も多く、知見の組織的な蓄積と活用が課題となっていました。
校正AIの機能と3つの確認モード
開発された校正AIは、校正物とベネッセが保有する校正ルールを照合し、確認が必要な箇所を抽出します。業務担当者は目的に応じて以下の3つのモードを選択できます。
- 単純校正:誤字脱字、表記揺れ、送り仮名、禁則などを確認
- つきあわせ校正:社内ルールや商品・サービス固有の情報と原稿を照合
- 漢字校正:漢字の表記や使い方を確認

AIによる指摘結果は、該当箇所、正しい表現、指摘理由をセットでチャット画面上に提示するほか、Excel形式で一括出力が可能です。また、校正ルールはExcel形式のファイルで管理され、現場の担当者が追記・修正してアップロードすることでシステム変更を伴わずに反映できる設計となっています。
精度向上に向けた取り組みと今後の展望

本プロジェクトでは、真に指摘すべき箇所をAIが正しく指摘できた割合である「検出率」を主な評価指標としています。検出漏れを防ぐために検出範囲を広げつつ、誤りではない箇所への不要な指摘である「過検知」をプロンプトの調整などによって削減するサイクルを継続しています。
今後は、実際の業務から得られるフィードバックをもとに検出率の向上と過検知の削減を進めるとともに、より幅広い制作物への活用を目指すとしています。
株式会社neoAI 概要
- 社名:株式会社neoAI
- 代表者:代表取締役CEO 千葉 駿介
- 設立:2022年8月
- 所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル
- 事業内容:生成 AI に特化したソリューションを開発・提供。AI エージェントプラットフォーム「neoAI Chat」「neoAI Work」による「知能基盤」の提供と、カスタム AI 構築による「知能実装」を通じ、生成 AI・AI エージェントの社会実装を推進
- コーポレートサイト:https://neoai.jp/
本記事は株式会社neoAIの発表をもとに作成しました。
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