JamfがJNUC 2026でAIガバナンス強化やAppleデバイス管理新機能を発表
企業や組織におけるAppleデバイスの管理と運用を支援するJamfは、アメリカ・カンザスシティで開催した年次ユーザカンファレンス「Jamf Nation User Conference(JNUC)2026」において、Appleデバイス管理を支援する新機能を発表しました。組織におけるAI利用状況の可視化や制御を実現するAIガバナンス機能をはじめ、定常業務の自動化や教育機関向けのアクセス制御機能などが公開されています。これらの新機能を通じ、安全で効率的なAppleデバイスの活用支援を進めていくとしています。
Macやブラウザに対応したAIガバナンス機能
Jamfは2026年6月に発表したAIガバナンス機能を拡充し、Mac上で利用されるツールや各種ブラウザを通じたAIツールの利用状況を可視化・制御できる仕組みを強化しました。管理対象のMacで利用されているAIツールを検出してポリシー設定や監査レポート作成を行える機能のほか、今後の提供予定として以下の機能が発表されています。
- AIアクティビティの分析(今後提供を予定)
- AI利用状況とコストの可視化(今後提供を予定)
- Safari、Chrome、Microsoft Edge、Firefoxなどを対象としたブラウザにおけるAIガバナンス(今後提供を予定)
- 外部へデータを送信せずに処理を行うオンデバイスAI(今後提供を予定)
- モバイルAIガバナンス(今後提供を予定)
CEOのBeth Tschida(ベス・チダ)氏は、日常的な管理業務の自動化によりIT部門の負担を軽減するとともに、組織がAI利用状況を把握できる環境を提供することで、より安全で効率的な運用を支援していくと述べています。
管理業務の自動化とモバイルデバイス運用の効率化
IT部門の負荷軽減とデバイス管理の効率化に向けた各種アップデートも発表されました。プラットフォーム全体のAPIアクセスを一元管理する「Platform API Gateway」や、Terraformプロバイダを用いてコード管理を可能にする「IaC(Infrastructure as Code)」が提供されます。
あわせて、以下の機能拡張や新規提供が予定されています。
- 「Jamf Routines」の機能拡張(今後提供を予定)
- ブループリントを活用したアプリライフサイクルの自動化(今後提供を予定)
- Self Service+によるAIを活用したセルフサービス診断(今後提供を予定)
- メモリやバッテリ状態を評価するデバイスの健全性確保(今後提供を予定)
- 段階的なアップデートを行うソフトウェア展開の安定性向上(今後提供を予定)
- 機密データの動きを追跡するデータ損失防止機能(今後提供を予定)
また、iPhone・iPad向けには、従業員自身でトラブル対応を行う「Jamf Device Checker」やBYODサポートに加え、社員バッジのタップでデバイス割り当てを行う「Jamf Tap」(今後提供を予定)や、AI利用アプリを把握する「App Insightsの拡張」(今後提供を予定)などが発表されました。
初等・中等教育機関向けのアクセス制御と保護者連携
教育現場におけるアカウント管理やIT担当者の業務負荷に対応するため、初等・中等教育機関向けの新機能も公開されました。Macの設定を事前に行える「Jamf Setup Manager for macOS」や設定チェックリスト、オフライン下でも設定を適用できるブループリント機能などが提供されます。
さらに、学校のID管理システムと連携してアクセス権を自動更新する「IDデバイス同期」(今後提供を予定)、生体認証やQRコードログイン対応(今後提供を予定)、Jamf SchoolのAIアシスタント機能(今後提供を予定)、家庭へ持ち帰ったMacの利用ルールを設定できる「Jamf Parent for Mac」(今後提供を予定)などが順次提供される予定です。
Jamfの概要
- 本社所在地:米国ミネソタ州
- 実績:約25年にわたりApple製品の大規模管理・保護インフラを構築、78,000以上の組織で3,500万台以上のデバイスをサポート
- 日本法人:Jamf Japan合同会社(2017年設立)
なお、次回の年次カンファレンス「JNUC 2027」は、創立25周年を迎えるにあたり、2027年10月26日から28日まで米国カリフォルニア州アナハイムで開催される予定です。
本記事はJamfの発表をもとに作成されています。
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