ヤハタがAGVとWMS連携で入出庫生産性150%に向上 システム内製化へ
締結部品の供給ネットワークを展開する株式会社ヤハタは、AGV(無人搬送ロボット)と株式会社オンザリンクスの倉庫管理システム(WMS)「INTER-STOCK」を連携させた物流システムを導入しました。この取り組みにより、入出庫業務の生産性が従来比150%に向上したほか、AGVエリアの在庫差異がほぼゼロに削減されました。同社は今後、ソースコード開示と内製化支援モデルを活用し、物流システムを自社で改善・開発する体制の構築を進める方針です。
ヤハタは、自動車、農業機械、建設機械、船舶、家電などの産業向けに、ねじや鋲をはじめとする締結部品を供給しています。需要変動や事業環境の変化に対応して倉庫の分散と集約を行ってきましたが、取扱商品や物量、作業動線などが変化するなかで、従来型の固定設備やパッケージシステムでは柔軟な対応が難しいという課題を抱えていました。
システム選定にあたっては大手ベンダーの製品も検討されましたが、導入後に現場の改善アイデアを反映する際、ベンダーへの改修依頼や見積もり確認、開発待ちが発生する点が懸念されました。そこで同社は、自社の業務や事業成長に合わせてシステムを育てられるよう、ソースコード開示と内製化支援を行うINTER-STOCKを選択しました。
AGVとWMSの連携による効率化と成果
INTER-STOCKとAGVを連携させ、夜間にAGVが棚を移動して翌朝の作業環境を整えるオペレーションを構築しました。作業者が倉庫内を歩き回って商品を探す負担が減り、業務の効率化につながっています。
導入によって得られた主な成果は以下の通りです。
- 入出庫業務の生産性を従来比150%へ向上
- AGVエリアの在庫差異をほぼゼロへ削減
- 作業者の経験や身体的負担に左右されにくい安定したオペレーションを実現
- 在庫の可視化と精度の向上
ヤハタ執行役員西日本営業本部本部長の塚由氏は、生産性や在庫精度の改善に加え、物流部門が会社の競争力につながる意識が現場に生まれた点について触れています。
2030年に向けた国内外拠点への展開と内製化の推進
ヤハタは今回の取り組みをモデルケースとし、国内外の拠点への展開と物流システムの内製化を進める予定です。現場で生まれた改善を自社でシステムへ反映し、その成果を次の拠点へ展開できる体制づくりを目指しています。創立100周年を迎える2030年に向け、物流DXを継続的に改善できる企業の力へと進化させるとしています。

オンザリンクスもシステムの提供にとどまらず、企業が自らDXを推進できる体制づくりを支援していく方針です。
株式会社オンザリンクス 会社概要
- 代表者:東 聖也
- 所在地:広島県広島市中区大手町2-8-2 フージャース広島大手町ビル8F
- 設立:1999年11月15日
- 事業内容:ハイテク製造業界に特化した物流DXソリューションの企画・開発・導入
- URL:https://www.onzalinx.co.jp/
本記事は株式会社オンザリンクスの発表をもとに作成。
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