文部科学省と機構、トビタテ留学JAPAN第2ステージを延長し留学生募集へ
文部科学省と独立行政法人日本学生支援機構は、官民協働で若者の海外留学を後押しする「トビタテ!留学JAPAN」について、2027年度までとしていた第2ステージの実施期間を2028年度まで1年延長することを決定した。これに伴い、「新・日本代表プログラム」として高校生等対象(第12期)および大学生等対象(第19期)の派遣留学生の募集を行う。高校生等は600名、大学生等は250名を募集する。
実施期間の延長と新・日本代表プログラムの趣旨
トビタテ!留学JAPANは、2013年度から官民協働オールジャパンで若者の海外留学を後押しするために実施されており、2023年度からは新たなビジョンを掲げた第2ステージとして展開している。
新・日本代表プログラムでは、民間企業等からの寄附を基に、5年間で高校生等4,000名、大学生等1,000名の計5,000名以上の派遣を目指してきた。今回の1年延長により、さらに多くの生徒や学生に対して経済的支援を中心とした留学支援を行い、留学機会の創出を通じて日本の留学機運醸成に貢献するとしている。将来「社会にイノベーションを起こすグローバル探究リーダー」(高校生等)や「自ら社会に変革を起こしていくグローバルリーダー」(大学生等)の育成を目指す。
高校生等を対象としたコース(第12期)の募集内容
高校生等の対象は、日本の高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、高等専門学校(第3学年以下に限る。)及び専修学校の高等課程に在籍する日本人生徒等となる。すべてのコースで新高校1年生の応募が可能で、各コースの募集人数は以下の通り。
- STEAM探究コース:140人(うち第二日程(4月応募) 25人)
- スポーツ・芸術探究コース:120人(うち第二日程(4月応募) 20人)
- マイ好奇心探究コース:210人(うち第二日程(4月応募) 35人)
- 社会課題探究コース:130人(うち第二日程(4月応募) 20人)
全国各地にロールモデルを創出するため「地域応援枠」が設けられており、各都道府県からの応募者が第一日程で15人以上の場合は上位5人(第一日程が15人未満で第二日程との合計が15人以上の場合は第二日程の上位2人)を優先して採用する。また、留学期間がロング(125日以上)の留学計画は支援予定人数全体のうち20人程度を採用予定としている。
対象となる留学期間は、活動期間が14日以上1年以内で、留学開始時期は2027年7月10日(土曜日)~2028年3月31日(金曜日)となる。ロング(125日以上)の計画は2029年1月31日(水曜日)までに留学を終了する必要がある。
支援として、月額奨学金120,000円または160,000円(留学先国・地域による。家計基準を超える場合は60,000円。授業料を含む)と、留学準備金(アジア地域は150,000円、その他の地域は250,000円)が支給される。留学準備金は円安や物価高騰を鑑み、「アジア地域」は60,000円、「その他の地域」は100,000円が増額される。
大学生等を対象としたコース(第19期)の募集内容
大学生等の対象は、日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校(第4学年以上で専攻科を含む。)、高等学校の専攻科、中等教育学校後期課程の専攻科、特別支援学校高等部の専攻科及び専修学校の専門課程に在籍する日本人学生等となる。新大学1年生も募集対象となる。募集コースと人数は以下の通り。
- イノベーターコース:50人
- STEAMコース:100人(1割程度[高等専門学校生]を採用予定)
- ダイバーシティコース:100人
対象となる留学期間は、活動期間が28日以上1年以内(3か月以上を推奨)で、留学開始時期は2027年8月1日(日曜日)~2028年3月31日(金曜日)となる。留学終了日は2029年1月31日(水曜日)までとし、2029年3月末までに開催される事後研修に参加できる計画である必要がある。
支援内容は、月額奨学金120,000円または160,000円(留学先国・地域による。家計基準を超える場合は60,000円)、留学準備金(アジア地域は150,000円、その他の地域は250,000円。高校生等と同様にアジア地域60,000円、その他の地域100,000円の増額あり)、および授業料300,000円(諸外国等の大学等における授業料)となっている。
申請スケジュールと支援状況
募集要項は2026年10月1日(木曜日)に公開される。在籍校から日本学生支援機構への申請期間は以下の通り予定されている。
- 高校生等 第一日程(新高校2年生・3年生、および新高校1年生の一部):2026年12月上旬(予定)~2027年1月21日(木曜日)
- 高校生等 第二日程(新高校1年生の一部):2027年4月1日(木曜日)~2027年4月21日(水曜日)
- 大学生等(在学生等):2026年12月上旬(予定)~2027年2月25日(木曜日) 17時00分
- 大学生等(新大学1年生):2027年4月1日(木曜日)~2027年4月22日(木曜日) 17時00分
応募申請は2026年12月上旬(予定)よりオンラインで受け付けられ、募集説明会等も実施される予定である。なお、本プログラムへの支援企業・団体は、令和8年9月1日(火曜日)現在で110社・団体、46.8億円となっている。
本記事は文部科学省および独立行政法人日本学生支援機構の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



