アンデス電気がJR西日本N700系S編成にLED製品を納入 P編成やR編成にも
青森県八戸市に本社を置くアンデス電気株式会社(代表取締役 安田年孝)は、10月1日より営業運転されるJR西日本保有のN700系 S編成の車両内LED化に向けてLED製品を納入した。
今後は順次N700系P編成のほか、JR九州保有のN700系R編成にも納入していくとしている。

蛍光灯ソケットを活用し交換工事を短縮

納入された製品は、室内灯(蛍光管40W形)から簡単に設置できる点が特長となっている。蛍光灯で使用しているソケットをそのまま使えるよう、蛍光灯と同じ口金G13を採用した。
LED用電源ユニットは現在使用されている蛍光灯用インバーターと同サイズに設計されており、固定ネジとコネクタを繋ぎ換えるだけで入れ替えられる仕様により、工事時間の短縮に寄与する。電源はAC85V~270V 50/60Hz DC90V~110Vに対応するAC/DCマルチ電源を搭載し、非常灯に対応するほか、DC70Vでの点灯維持も確認されている。

車両の環境に合わせた照度設計と特許構造

LEDランプ部は特殊な二重構造によりLEDを拡散させる特許構造を採用し、LED基板の裏側まで光らせることで360°光って見える設計とした。これにより天井面も明るくなり、自然な光を提供する。
また、室内照度が異なる普通車とグリーン車の環境に合わせ、LED用電源ユニットはグリーン車用(1灯)と普通車用(2灯)を用意し、蛍光灯仕様の安定器に合わせてそれぞれに最適な明るさを提供する。

洗面所・乗務員室への配置と鉄道車両適合試験
客室以外の設備にもLEDランプが採用されている。洗面所(化粧台)には指向性が強い光を広範囲に拡散する既存製品20W形電源内蔵LEDランプ(電球色)が設置され、口金と電源部にアルミケース、ランプ部にガラス管が使用されている。乗務員室には多くの鉄道車両客室灯として実績のある既存製品40W形電源内蔵LEDランプ(白色)が設置された。
すべての製品は鉄道車両に適合した設計となっており、以下の各種試験を実施している。

- JIS E 4031 鉄道車両用品-振動及び衝撃試験方法
- JIS E 4035 鉄道車両用品-高温及び低温試験方法
- JIS E 5006 鉄道車両-電子機器
- JIS C 7709-1 電球類の口金・受金及びそれらのゲージならびに互換性・安全性


本記事はアンデス電気株式会社の発表をもとに作成。


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