国登録有形文化財の旧赤星鉄馬邸を一般公開へ 寄贈されたオルガンのお披露目も
東京都武蔵野市は、国登録有形文化財(建造物)である旧赤星鉄馬邸(以下「旧赤星邸」)の一般公開を令和8年10月25日(日)に開催します。
あわせて、旧赤星邸が修道院として使われていた時に置かれていたストップオルガンが約50年を経て市に寄贈されたことを受け、演奏と解説を行うお披露目会も実施されます。
一般公開とお披露目会の概要
一般公開およびお披露目会は、予約不要・無料で入場できます。混雑時には入場制限が行われる場合があります。
- 日時:10月25日(日)午前9時30分~午後4時30分(オルガンの演奏・解説は午前11時、午後2時)
- 場所:旧赤星鉄馬邸 建物および庭園(武蔵野市吉祥寺本町4-26-21)
- 演奏・解説:渡邉 祐治 氏(調律師、オルガン修繕も担当)
- 費用:無料
- 申込:不要(ただし混雑時は入場制限)
当日はオルガンを寄贈した樫本氏も出席する予定です。
約50年の時を経て市へ寄贈されたオルガン
約50年前、大学生だった樫本氏は修道院(旧赤星邸)で庭掃除のボランティアを行っており、1階の居間に置かれて使われていなかったオルガンを縁あって譲り受けました。

移動が難しく実家に保管されていましたが、最近になって荷物の整理をした際に元あった場所へ戻したいという思いに至り、武蔵野市への寄贈が決まりました。市がカトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会に確認したところ、樫本氏にオルガンを譲渡したシスター本人と連絡が取れ、以来2人はメールで親交を温めています。

旧赤星鉄馬邸は、日本のモダニズム建築の先駆者であるアントニン・レーモンドが設計を手がけた、実業家・赤星鉄馬の個人住宅です。昭和9年に竣工した同邸は、レーモンドが戦前に設計したコンクリート打ち放しの大規模住宅として現存する唯一の建物となっています。

昭和19年まで鉄馬が居住したのち、日本陸軍や進駐軍による接収、賃貸を経て、昭和31年にカトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会(広島県東広島市)が取得しました。その後50年以上にわたり修道院として使用され、令和3年に修道女会の意向を受けて寄贈により武蔵野市が建物を取得し、令和4年に国有形文化財(建造物)に登録されました。
今後は復原などの整備に向けた設計や工事を行い、令和13年度に本格オープンする予定です。
本記事は東京都武蔵野市の発表をもとに作成しています。
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