株式会社Spelldata、シャドー障害の可視化と対策を解説するセミナー開催へ
株式会社Spelldataは、監視システムでは検知できない利用者側の通信障害である「シャドー障害」をテーマとしたセミナーを開催する。データセンター側の監視が正常であってもモバイル回線や通信経路で起きる遅延・接続失敗の実態と、その可視化手法を解説する内容となっている。国内7都市・4キャリアの実回線を用いた監視アプローチや、把握しきれない機会損失への対策について紹介される。
監視システムに現れない「シャドー障害」の発生
多くの企業においてサーバーやクラウド、アプリケーションの監視が整備されている一方、それらの監視範囲はデータセンターやクラウドの内側に留まる傾向がある。利用者がスマートフォンからモバイル回線、DNS、CDN、TLSハンドシェイクを経由してサービスに到達する区間で発生する遅延や接続失敗は、サーバー側の監視には現れない。
モバイル回線の品質は地域、通信キャリア、時間帯によって変化する。株式会社Spelldataの実測では、同一サイトでもキャリアによって表示完了時間に30秒以上の差が生じた事例がある。このようにサーバー側が正常であっても利用者が遅延や接続障害を感じている状態が日常的に発生している。
把握が難しい「シャドー機会損失」への対策
監視ダッシュボードが全て正常を示していても、カスタマーサポートへの問い合わせやSNS上での指摘によって障害が判明する場合、対応は後手に回る傾向がある。障害発生の地域やキャリア、発生時期が特定できない場合、DNSやCDN、通信事業者への確認に時間を要したり、不要なサーバー増強などの対策を行ったりすることがある。
また、利用者がサービスに到達できない場合はRUM(Real User Monitoring)でも記録が残らないため、接続不能の検知には向かない。このような障害によって積み上がる離脱や問い合わせによる損失は「シャドー機会損失」と呼ばれ、利用者側の環境から平常時に継続計測する仕組みがない状態では損失額の把握や対策予算の確保が難しくなる。
実回線を用いた監視と可視化のアプローチ
セミナーでは、データセンター側の監視で捉えられない原因を通信経路やモバイル回線の仕組みから解説する。解決策として、国内7都市の物理拠点から4キャリアの実SIM・実回線を用いて計測し、地域やキャリアごとの品質を平常時から可視化する手法が紹介される。

BGP、DNS、TCP/TLS、CDN、HTTPS、ブラウザレンダリングを含む18の監視メニューを活用し、自社起因か通信事業者起因かを短時間で切り分ける進め方を取り上げる。平常時の計測データは表示速度改善の優先順位付けやCDN・DNSの選定にも活用でき、同社の支援先では実測に基づく改善後に転換率が30%向上した例がある。
主催・協力企業情報
- 主催・共催: 株式会社Spelldata
- 協力: マジセミ株式会社
- 所在地: 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3番12号
- お問合せ: https://majisemi.com/service/contact/
本記事は株式会社Spelldataおよびマジセミ株式会社の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



