テンフィールズファクトリー、熊本と富山のEV充電器無料開放を9月30日に終了へ
テンフィールズファクトリー株式会社は、2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」および2026年8月27日からの北陸地方の大雨を受けて実施していたEV急速充電器「FLASH」の無料開放について、2026年9月30日(水)をもって終了すると発表した。対象となっていた熊本県内5拠点および富山県内9台の充電器は、2026年10月1日より順次通常運用へ移行する予定となっている。
熊本県内5拠点と富山県内9台で発災当日から無料開放を実施
熊本県では、2026年7月28日に最大震度7(マグニチュード7.1)の地震が発生したことを受け、被災地域における移動手段や非常時の電力確保を支援するため、発災当日の7月28日21時よりEV急速充電器「FLASH」5拠点(天草市3拠点、宇土市1拠点、菊池市1拠点)の充電料金を0円とする無料開放が開始された。
富山県においては、2026年8月27日に線状降水帯などの影響で記録的な大雨となり、氷見市で大雨特別警報が発表されたほか、高岡市、氷見市、小矢部市、射水市に災害救助法が適用された。これに伴い同社は、発生当日の8月27日より富山市・黒部市・射水市・魚津市に設置している「FLASH」9台の無料開放を実施した。対象のうち「FLASH MARK.6」が設置されている2拠点では、前面サイネージに「無料開放中」と表示し、現地での案内も行われた。
両県において避難指示が解除され、復旧や生活再建に向けた取り組みが進んでいる地域の状況を踏まえ、今回の終了が決定された。
通常時と比べ利用は熊本で約9.3倍、富山で約4.2倍を記録
無料開放期間中の対象充電器の利用実績は、通常時と比較して熊本県内5拠点で約9.3倍、富山県内9台で約4.2倍となった。
利用者のすべてが被災者や支援関係者であるとは断定できないものの、同社は平時を大きく上回る充電需要があったことから、EV充電インフラを必要とする人々に利用環境を提供できたとしている。特に熊本県では、地震発生当日から約2か月にわたる期間の利用が通常時の約9.3倍に達し、2026年8月の千葉県豪雨における無料開放(約1.95倍)を大きく上回る水準となった。
同社は今回の対応を通じ、EV急速充電器が平時だけでなく災害時の地域の移動や電力確保を支えるインフラの一つとして活用できる可能性を改めて認識したとしている。
遠隔制御と会員登録不要の仕組みで迅速な災害支援に対応
EV急速充電器「FLASH」は、平常時から会員登録や専用アプリを必要とせず、CHAdeMOおよびNACSの両規格に対応している。また、OTA(遠隔制御)に対応しているため、熊本では地震発生当日、富山では大雨発生当日に、速やかに充電料金を0円へ切り替える運用が行われた。
EVは大容量バッテリーを備えており、V2H(Vehicle to Home)設備を通じて住宅等へ電力を供給できるほか、車両の給電機能を活用したスマートフォン等の電子機器の充電や、車内を一時的な避難・休息場所として活用することも可能となる。充電環境の確保は、移動手段の維持に加えて停電時の電力確保や避難生活を支える選択肢となる。
無料開放終了の概要
熊本県および富山県における無料開放の実施概要は以下の通りである。

【熊本県】
- 無料開放期間:2026年7月28日21:00~2026年9月30日
- 対象地域:熊本県(天草市・宇土市・菊池市)
- 対象充電器:EV急速充電器「FLASH」5拠点
- 無料開放期間中の充電料金:0円
- 通常運用への移行:2026年10月1日より順次通常運用へ移行予定
【富山県】
- 無料開放期間:2026年8月27日~2026年9月30日
- 対象地域:富山県(富山市・黒部市・射水市・魚津市)
- 対象充電器:EV急速充電器「FLASH」9台
- 無料開放期間中の充電料金:0円
- 通常運用への移行:2026年10月1日より順次通常運用へ移行予定
本記事はテンフィールズファクトリー株式会社の発表をもとに作成。
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