27年卒の54.3%が社会人に不安と回答 人間関係や仕事への懸念が上位に
株式会社マイナビは、2027年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ2027年卒大学生キャリア意向調査8月<社会人への不安と期待>」の結果を発表しました。社会人になるにあたって「不安」と回答した割合は54.3%となり、「期待」の45.7%を8.6pt上回る結果となっています。入社予定先に関する情報では、社内の人間関係に関する理解度が低い実態も明らかになりました。
社会人になることに「不安」が54.3% 「期待」を8.6pt上回る
27年卒業予定の学生に社会人になるにあたって期待と不安のどちらが大きいかをたずねたところ、「不安」が54.3%、「期待」が45.7%となりました。

「期待」と回答した学生にその内容を聞いたところ、「自分でお金を稼ぎ、使うことができる(58.7%)」や「今までにない新しい環境(43.3%)」が上位となり、経済的な自立や新たな環境への期待がうかがえます。

一方で、「不安」と回答した学生では、「仕事をうまく進められるか(59.8%)」や「職場での人間関係(57.7%)」が多く挙げられ、業務の遂行や新しい環境における人間関係への懸念が目立ちました。

半数以上が働くイメージを保持 カジュアル面談などのフォローも効果

現時点で社会に出て働くイメージを持っているかという質問では、「明確にイメージが持てている」と「ある程度イメージが持てている」を合わせた「持てている(53.1%)」が半数を超えました。

自由回答では、「一次選考の段階で工場や仕事について詳細に教えてもらった」「長期インターンシップで、実際に働いたため」といった就職活動やキャリア形成活動を通じてイメージを明確にした声が寄せられました。また、「内々定後であっても若手社員とのカジュアル面談などを通して、イメージを持てた」という意見もあり、内々定後のフォローの重要性も示されています。

入社予定先の情報 「社内の人間関係」の理解度は47.6%にとどまる
入社予定先を決めた学生に対し、入社予定先に関する情報をどの程度理解しているかを聞いたところ、「深く理解している」と「やや理解している」を合わせた「理解している計」で高かったのは、「待遇(給与・福利厚生等)に関する情報(86.7%)」や「勤務地に関する情報(83.1%)」でした。会社説明会や選考を通じて提供される機会が多い情報は浸透している様子がうかがえます。
対して、「理解している」の割合が低かった項目は、「社内の人間関係に関する情報(47.6%)」と「社内の技術や研究に関する情報(60.3%)」でした。配属先でどのような人と働くのかや職場の雰囲気といった、入社前に具体的にイメージしづらい情報は十分に把握できていない状況にあると推測されます。
マイナビキャリアリサーチラボの研究員である中島 英里香氏は、学生が入社前に不安を感じている要素ほど実態を把握しにくい結果になったとし、企業には待遇などの情報提供だけでなく、実際に働く社員との交流や職場の雰囲気が伝わる情報提供を通じたイメージ形成の支援が求められるのではないかと分析しています。
調査概要
- 調査名:マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査8月<社会人への不安と期待>
- 調査期間:2026年8月25日(火)~2026年8月31日(月)
- 調査方法:マイナビ2027会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
- 調査対象:2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
- 調査機関:自社調べ
- 有効回答数:1,557名(文系男子292名、理系男子337名、文系女子601名、理系女子327名)
本記事は株式会社マイナビの発表をもとに作成しています。詳細な調査結果は同社のWebページ(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260930_115158/)で確認できます。
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