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Postman、AIエージェント向け統制基盤Fabric Gatewayの提供を開始

Postmanは2026年9月29日、AIエージェントやLLM、MCPサーバーとAPIやツールとの連携を統制するコントロールプレーン「Fabric Gateway」の一般提供を開始しました。組織は断片的なツールや個別統合を追加することなく、AIエージェントを自社APIに安全に接続しながら、エージェントが発見・アクセス・実行できる範囲を一元的に制御できるようになります。

背景と市場の動向

企業でAIエージェントの導入が急速に進むなか、既存のインフラがアプリケーションや人間のユーザーを前提に設計されているという課題が浮き彫りになっています。

Gartner®は、AIワークロードの増加により既存のAPIゲートウェイの能力は陳腐化し、2029年までに組織の80%がゲートウェイの置き換え、または大幅な機能拡張を迫られると予測しています。さらに、AIエージェントの普及に伴い、Model Context Protocol(MCP)やAgent-to-Agent(A2A)通信などの新興プロトコルへの確実な対応が、認可されていないAIの相互作用を防ぐために不可欠であると指摘しています。

Postman Fabric Gatewayの概要

Postman共同創業者 兼 CEOのアビナブ・アスタナ(Abhinav Asthana)は、「エージェントが自社のAPIを把握し、安全にアクセスできなければ、事業そのものが立ち行かなくなります」とコメントしています。

Fabric Gatewayは、顧客のクラウド環境にデプロイされた単一のゲートウェイを通じて、LLM・MCPサーバー・エージェント・社内APIのルーティング、統制、可観測性を実現します。ランタイムのトラフィック監視にとどまらず、APIやエージェントの発見からデザイン、アイデンティティ、ポリシー、ガバナンスまで、ライフサイクル全体を単一のワークフローで扱えます。

主な機能と特長

Fabric Gatewayには主に以下の機能と特長が備わっています。

  • 統合レジストリ(Unified registry):API、CLI、MCPサーバー、エージェントなどの接続対象を単一のエンドポイントに集約します。
  • プロトコル非依存のポリシー主導設計(Policy-driven, not protocol-driven):HTTP、gRPC、MCP、A2Aのいずれに対しても、最小権限とコンテキストに応じた制御を一貫して適用します。
  • 一元的な監視(Centralized oversight):セキュリティチームとプラットフォームチームに、エージェントの動作やアイデンティティ、連携を一望できる単一の管理画面を提供します。
  • 組み込みの高可用性(Built-in reliability):フォールバックチェーンやサーキットブレーカー、ヘルス状態を踏まえたルーティングにより、プロバイダーの性能低下時にもリクエストの流れを維持します。
  • 設計段階からのコンプライアンス(Compliance by design):すべての相互作用について、発生前に認証・認可・分類・記録を行います。

Postmanについて

米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くPostmanは、APIの開発・テスト・ドキュメント・管理を統合するAPIプラットフォームを提供しています。世界4,000万人超の開発者と、Fortune 500の98%を含む50万以上の組織に利用されています。

  • 製品詳細ページ:https://www.postman.com/jp/fabric-gateway/
  • 日本語サイト:https://www.postman.com/jp/

本記事はPostmanの発表をもとに作成しています。

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