日立コンサルティング、LayerXのAi Workforceで知識基盤構築を開始
株式会社 日立コンサルティング(代表取締役 取締役社長:伊藤 洋三)は、株式会社LayerX(代表取締役CEO:福島 良典)が提供する生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」を活用し、コンサルタントの知見を組織横断で活用する知識基盤の構築を開始しました。
同社が培ってきた業務知見やプロジェクトナレッジをAIとコンサルタントが共通で参照・再利用できる形に整備します。これにより、調査・分析、仮説構築、提案資料作成、ナレッジ活用など、提案活動における業務の高度化を図ります。
知識基盤構築の背景と目的
コンサルティング業務では、顧客理解や業界知見、過去の提案経験、ソリューションやサービスの専門性などが価値創出の源泉となります。しかし、これらの知見は個人や案件ごとに蓄積されやすく、形式知化されにくいノウハウを組織横断で再利用できる形に体系化し、業務プロセスに組み込むことが課題となっていました。
生成AIの活用が企業活動の各領域で進む中、日立コンサルティングは個人単位の業務効率化にとどまらず、専門人材の知見や過去のプロジェクトナレッジを組織として継続的に活用できる仕組みの構築を進めます。
知識基盤の整備と提案活動支援の概要
今回の取り組みでは、日立コンサルティングが保有する提案資料、議事メモ、顧客・案件情報、業界・ソリューション知見、専門人材に関する情報などを、AIとコンサルタントが共通で参照できる知識基盤として体系化します。
主な取り組み内容は以下の通りです。
- 提案活動に必要な知見の整備:過去の資料や議論の記録、顧客・案件情報を、マスキング技術や権限コントロール等を用いて整理します。さらに、業界・テーマ・ソリューション・人材などの概念とその関係性を定義するオントロジーの考え方も取り入れ、必要な知見を横断的に参照・再利用できる知識基盤を整備します。
- 商談準備から提案資料作成までの一連の業務支援:Ai Workforceを活用し、初回商談前の情報収集、顧客課題の仮説整理、提案の論点把握、提案資料のたたき台作成などを行います。
- 提案活動で得た学びの還元:商談や提案活動を通して得られた顧客理解、論点、提案上の工夫、フィードバックなどを知識基盤に反映し、次回以降の提案活動に再利用します。
今後の展望とAX支援への展開
日立コンサルティングでは、提案活動を起点に知識基盤の活用を進め、商談や提案を通して得られた知見を継続的に反映していきます。今後は対象業務や活用範囲を段階的に拡大し、提案活動以外のコンサルティング業務への適用も検討していく方針です。
また、自社での実践を通して得た知見を顧客のAX(AIトランスフォーメーション)支援にも還元し、AIツール資本と人的資本を組み合わせた変革支援の高度化につなげ、新たなコンサルティングモデルの確立をめざすとしています。
Ai Workforceは、LayerXが提供するエンタープライズ向けAIエージェントプラットフォームです。社内に散在する情報をAIが業務の文脈として使える知識基盤として整え、AIワークフローとエージェントが実務を担います。権限管理やコスト制御などの管理機能を備え、一つのプラットフォーム上で営業・法務・人事・研究開発など幅広い業務をカバーします。
- 株式会社LayerX 概要
- 設立:2018年8月
- 代表者:代表取締役CEO 福島 良典/代表取締役CTO 松本 勇気
- 所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
- URL:https://layerx.co.jp/
- 製品紹介ページ:https://getaiworkforce.com/
本記事は株式会社 日立コンサルティングおよび株式会社LayerXの発表をもとに作成されています。
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