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ウインテスト、室外機冷却システムPURE-KALISで国内大手製造企業と基本契約

ウインテスト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:姜 輝、東証スタンダード:6721)は、業務用空調設備の省エネルギー化および高温環境下における冷却能力向上を目的として開発した空調室外機冷却システム「PURE-KALIS」について、国内大手製造企業との間で供給取引基本契約を締結した。同事業はこれまで公表されていなかった新たな製品・事業であり、契約締結を機に概要および今後の事業展開が発表された。

純水とナノバブルを活用した室外機冷却システム

PURE-KALISは、タムネットワーク株式会社(東京都千代田区 代表取締役 玉岡 益健)と共同開発されたシステムで、純水を微細なミストとして空調室外機の熱交換器(アルミフィン)に噴霧し、水の気化熱を利用して冷却を行う。

一般的な水道水や地下水を使用した場合、含まれるミネラル分などがアルミフィンに析出・堆積して熱交換効率の低下などを招く課題があったが、純水を使用することで不純物の析出・堆積を抑制する。さらに、純水にナノバブルを含有させる独自技術により水の濡れ性を高め、アルミフィン表面へのミスト付着性を向上させることで、限られた水量でも効率的に熱交換器を冷却することを目指している。このナノバブルを含有する純水ミストによる室外機冷却方式は、現在特許出願中となっている。

開発の背景と水処理技術の応用

近年、夏季の高温化により真夏の炎天下に設置された業務用空調設備の室外機において、熱交換効率の低下や消費電力の増加、高圧保護機能の作動による一時停止といった課題が発生している。こうした高温環境下における課題に対し、室外機を効率的に冷却して既設設備の能力を補助し、省エネルギー化と安定稼働に寄与するシステムとして開発された。

純水生成部分には、同社が展開する強アルカリ洗浄水生成装置「ALKALIS」で培った水処理技術が活用されている。「ALKALIS」の前段にある純水生成機能を独立したシステムとして切り出し、ナノバブル発生機構やミスト噴霧機構と組み合わせることで、空調室外機冷却という新用途への展開および事業領域拡大を図っている。

大手製造企業との契約締結と今後の展開

これまで小規模スーパーマーケットなどからの引き合いが多く、昨年より大手製造企業の工場に対しても導入提案が行われていた。その結果、環境対策を進める大規模工場などの空調設備への導入を目的として、正式な供給取引基本契約の締結に至った。なお、顧客名、納入数量、金額、年間想定納入数量などの詳細は守秘義務契約および営業秘密保護の観点から非開示とされている。

PURE-KALISは既設設備への後付け導入も想定しており、工場、オフィスビル、商業施設、物流施設、大規模データセンターなどへの販売・導入提案が進められる。同社は「ALKALIS」で培った水処理技術(水分子クラスターの微細化1/10~1/100:株式会社レドックステクノロジー 北海道札幌市豊平区 代表取締役 片山 晶彦)の特許技術を基盤とし、純水生成技術やナノバブル、ミスト技術を組み合わせた環境負荷低減などに貢献する製品・システムの開発を進める方針としている。

本記事はウインテスト株式会社の発表をもとに作成。

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