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住友ベークライト、米XDemicsの高密度細胞培養基盤の国内販売契約締結

住友ベークライト株式会社は、米国のXDemics Corporationが開発・製造する高密度細胞培養プラットフォーム「Expansify™」について、日本における販売契約を締結しました。同社は国内のバイオテクノロジー企業や大学・研究機関などに向けて販売を行う予定で、2026年10月より顧客への案内を開始します。

Expansify™は、独自の高酸素透過技術により高密度細胞培養を可能にするプラットフォームです(自社調べ2026年9月時点で世界初)。従来の細胞培養における酸素供給不足や細胞へのストレスといった課題の解決を目指して開発されました。

ガス透過性構造によって細胞近傍へ効率的に酸素を供給するため、撹拌や通気を必要とせず、せん断ストレスを抑えた培養を実現します。従来の培養容器と比較して細胞の機能や品質を維持しながら高密度培養が行えるほか、研究開発から製造段階まで一貫した環境を提供することでスケールアップ等に伴うリスク低減にも寄与します。また、ANSI/SLAS準拠の標準フォーマットを採用しており、自動分注装置などとの互換性も備えています。

国内市場における展開と今後の計画

住友ベークライト株式会社は、XDemics社の独自技術「High-Density Cell Respiration™(HDCR™)」に自社の製造実績や顧客基盤、技術営業力を組み合わせ、日本市場での普及を進めます。対象分野には、幹細胞研究、細胞・遺伝子治療、バイオ医薬品開発、自動化細胞生産、産業規模での細胞製造などが想定されています。

XDemics社のChairman and CEOであるChristopher Thanos博士は、日本を重要な市場と位置付けた上で、今回の契約がグローバル展開を加速する一歩になると述べています。また、住友ベークライト株式会社のS-バイオ事業部長である田中速雄氏は、同製品が大量培養のニーズに応える次世代製品であるとし、国内の研究者や開発者をサポートしていく姿勢を示しています。両社は今後、国内での販売体制構築や技術サポートの提供を進めるとともに、さらなる技術協力の可能性についても検討する予定です。

XDemics Corporationの概要

XDemics Corporationは、細胞周辺の酸素環境を制御して従来比最大100倍の細胞密度を実現する技術「HDCR™」の開発を進めている企業です。創薬研究から商業生産までを支援するソリューションを提供しており、カリフォルニア工科大学(Caltech)およびCity of Hope由来の知的財産に関する独占実施権などを保有しています。

  • 会社名:XDemics Corporation
  • 本社所在地:1281 Andersen Drive, Suite K, San Rafael, California 94901, USA
  • 設立:2017年
  • Chairman and CEO:Christopher Thanos, PhD
  • Webサイト:https://www.xdemics.com/

本記事は住友ベークライト株式会社の発表をもとに作成されています。

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