S2WがOpenAI主導のDaybreak Defense Networkに参画
ビッグデータ分析AI企業のS2Wは10日、OpenAIが主導するサイバーセキュリティ・イニシアティブ「Daybreak(デイブレイク)」のグローバルパートナーエコシステム「Daybreak Defense Network(デイブレイク・ディフェンス・ネットワーク)」に参画することを発表した。
同社は自社のテクノロジーやプロダクトとOpenAIのフロンティアサイバー能力を融合させ、新たな価値創出を模索する。国内外における市場シェアの拡大や、AIを中心とした次世代のサイバーセキュリティ環境への対応を進める方針だ。
Daybreakプログラムの概要と参画による対応強化
Daybreakは、OpenAIのフロンティアモデルやアプリケーション・セキュリティエージェント「Codex Security(コーデックス・セキュリティ)」などに信頼できるワークフローとエコシステムパートナーシップを結び付けるプログラムである。企業および公共機関のセキュリティ組織が脆弱性を先制的に発見・検証・修正し、急速に変化する脅威環境に迅速に対応できるよう支援することを目的としている。
S2Wはこれまで、セキュリティ特化型言語モデルやAI基盤の安全保障・セキュリティプラットフォームの開発、AI脆弱性診断およびペネトレーションテスト(模擬ハッキング)の実施など、AIとセキュリティの両分野で技術ノウハウと事業経験を蓄積してきた。今回のプログラム参加により、脆弱性の発見・検証・解決および脅威のモデリング、セキュリティ調査などをより広範囲に実施できるようになるとしている。
今後の技術連携と事業展開
今後は、OpenAIのフロンティアサイバー能力とセキュリティガードレール(Security Guardrail)、自律型AIエージェントなど、自社のテクノロジーとプロダクトがシナジーを発揮できるよう連携策を検討する。さらに、AIレッドチーム編成(AI Red Teaming)をはじめとする関連事業での活用可能性も模索していく。
S2Wの代表である徐尚徳(ソ・サンドク)氏は、インターポール(INTERPOL)やアジア・中東・ヨーロッパの政府機関を含む海外の公共部門との協力実績、マイクロソフト(MS)主導の技術エコシステムへの参画経験が有効に作用したと説明した。そのうえで、グローバル市場における技術的信頼を確固たるものにし、海外事業基盤の強化と顧客接点の拡大を図る意向を示している。
S2Wの概要と実績
2018年9月に設立されたS2Wは、2023年に世界経済フォーラム(WEF)の「最も有望なテクノロジーパイオニア100社」のうちの1社に選定されたダークウェブビッグデータ分析AI専門企業である。2020年に「国際刑事警察機構(ICPO)」のパートナー企業に選定されて以降、捜査協力を継続しているほか、2024年7月からはマイクロソフト(MS)の「セキュリティコパイロット(Security Copilot)」にデータを提供している。2025年10月には、ICPOが主導する官民協力プログラム「Gatewayイニシアチブ」の世界12番目のパートナーとして韓国から初めて選定された。
- 商号:S2W(韓国本社 S2W Inc.、日本法人 株式会社S2W)
- 代表者:代表 徐尚徳(ソ・サンドク)
- 設立:2018年9月
- 公式サイト:https://s2w.inc/ja
- 提供ソリューション:
- XARVIS(ザービス):公共部門・政府機関向けサイバー犯罪捜査ビッグデータソリューション
- QUAXAR(クェーサー):民間企業・機関専用サイバー脅威インテリジェンスソリューション
- SAIP:産業用生成AIソリューション
日本法人である株式会社S2W(代表取締役 三好 平太、所在地:東京都千代田区内幸町2-1-6 WeWork 日比谷Park Front)は、日本市場におけるS2Wソリューションの提供、導入支援、運用支援、ならびに関連コンサルティングコンサルティングを展開している。
本記事はS2Wの発表をもとに作成。
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