こうのさとが倉敷市で親子防災リーダープロジェクト第4回を開催 ため池を整備
特定非営利活動法人こうのさとは、2026年9月23日(水・秋分の日)に竹林のスコレー(倉敷市玉島陶)で「親子防災リーダープロジェクト2026」の第4回を開催しました。当日は参加した親子22名に講師・スタッフ・ボランティアを加えた計30名が集まり、「大地の再生」の手法を用いて約60年手入れされずに荒れていたため池と周辺の竹藪を整備しました。参加者は土砂災害が起きる仕組みや自然の力で防ぐ考え方を、作業体験を通じて学びました。


里山荒廃の課題と開催の背景
近年相次ぐ大雨や台風による土砂災害の背景には、担い手不足による里山の荒廃があると考えられています。竹藪が広がって地面に光が届かなくなると下草が育ちにくくなり、雨粒が直接土を叩いて流出させてしまうことがあります。また、地面のアスファルトやコンクリートによる舗装、水路の直線化により、本来は土への浸透や起伏でゆるやかだった水の流れが勢いを増しやすくなっているという見方もあります。
会場となった竹林のスコレー 南のため池(岡山県倉敷市玉島陶3397)は約60年放置され、光と水の循環が失われていたことから、この荒れた環境を教材として活用しました。
大地の再生の手法を用いた整備と調査


当日の講師は、鏡野町在住で岡山県内を中心に「大地の再生」に取り組む丸尾竜則氏が務めました。自然には直線がなく、曲線や蛇行、螺旋といった本来の形を取り戻すことで調和が戻るという視点が解説された後、実際の作業が行われました。
午前中は池の状態を確認し、倒れた竹や木を参加者全員で運び出しました。スタッフの指導のもとで子どもがチェーンソーを使用する場面もありました。昼食には羽釜を用いた重ね煮による季節の野菜の炊き込みご飯と豚汁が用意されました。午後は生態調査が行われ、整備を終えたため池は風と水が流れ、光が差し込む場所に変化しました。なお、当日は玉島テレビによる取材も行われました。


親子防災リーダープロジェクト2026の取り組み

「親子防災リーダープロジェクト2026」は、自然の中での遊びと体験を通じて親子で実践的な防災力と非認知能力を育む全6回の連続講座(7月~12月)です。第1回から第4回までの参加者は延べ94名となっています。1年間の成果は、防災ガイドブック「親子でできる防災の基本」(令和8年度版)としてまとめられる予定です。
今回の開催概要および運営体制は以下の通りです。
- 主催:特定非営利活動法人こうのさと
- 共催:備中県民局
- 後援:倉敷市教育委員会
- 協力:NPO法人irodori(事前の竹の伐採など下準備)
- 協賛:株式会社クラビズ、まるみ麹本店、岡山トヨタ自動車株式会社、平林金属株式会社、菊池酒造株式会社、すし遊館
- 参加者内訳:22名(大人6名・子ども16名)、講師・スタッフ・ボランティアを含め計30名(スタッフ4名、ボランティア3名、食事スタッフ1名)
次回ワークショップの案内と問い合わせ先


次回は特別回として「井戸掘りワークショップ・みんなでチャレンジ井戸づくり」が実施されます。
- 日時:2026年10月24日(土)
- 講師:鈴木昭彦氏(兵庫県三木市)
- 申込URL:https://shop.konosato.org/products/idohori-2026
本件に関する問い合わせは以下の通りです。
- 団体名:特定非営利活動法人こうのさと(代表理事:片岡徹也)
- 担当:中村聡良
- 住所:〒713-8112 岡山県倉敷市玉島陶3397
- TEL:090-3659-3373(中村)
- E-mail:info@konosato.org
- Web:https://konosato.org
本記事は特定非営利活動法人こうのさとの発表をもとに作成しました。
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