伏尾美紀の最新作 誰何 が第17回山田風太郎賞の候補作に決定
『百年の時効』で文学賞3冠を達成した伏尾美紀さんの最新作『誰何(すいか)』が、第17回山田風太郎賞の候補作にノミネートされた。9月24日(木)に候補作が決定したもので、選考会は10月22日(木)に開催される。発売前から重版がかかるなど反響を呼び、すでに5刷に達している。
第17回山田風太郎賞にノミネート
『誰何(すいか)』は、9月24日(木)に第17回山田風太郎賞の候補作としてノミネートが決定した。選考会は10月22日(木)に行われる。
本作は発売前の重版に始まり、TBS系「王様のブランチ」をはじめとする複数の新聞や雑誌などで取り上げられ、発売後に5刷となっている。

2つの捜査線が交錯する警察ミステリー
本作は、都内のアパートで孤独死した女性の足跡を辿る元刑事と、北海道の石狩で起きたひき逃げ事件を担当する道警刑事の捜査を描く警察小説となっている。
東京都内で松川美和という女性が孤独死し、その親族に警察官が連絡を入れたところ、松川は二年前に死亡していたことが判明する。一方、北海道警察を辞めて児童相談所の臨時職員として働く新内由紀のもとに警視庁の男が現れ、面識のない松川美和の部屋に新内の名刺が残されていたと告げる。同じ頃、石狩のひき逃げ事件を捜査していた道警の刑事が、被害者宅で先輩だった新内の名刺を発見し、2つの捜査線が交錯していく。
3冠達成作家・伏尾美紀さんの経歴

著者の伏尾美紀さんは1967年北海道生まれ。2021年に『北緯43度のコールドケース』(受賞時タイトル「センパーファイ――常に忠誠を――」)で第67回江戸川乱歩賞を受賞してデビューした。
2026年には『百年の時効』で第28回大藪春彦賞、第47回吉川英治文学新人賞、第79回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞し、22年ぶりとなる3冠を達成した。同作は「本の雑誌が選ぶ2025年度ベスト10」でも第1位に選ばれている。他の著書に『数学の女王 道警 沢村依理子』や『最悪の相棒』がある。本作『誰何(すいか)』は、3冠達成後の第一作となる。
- 書名:『誰何(すいか)』
- 著者:伏尾美紀
- 判型:四六判上製
- ページ数:336ページ
- 発売日:2026年8月19日(水)
- ISBN:978-4-334-11085-7
- 装幀:泉沢光雄
- 写真:Takuma Higashide/Moment/Getty Images
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