Magnite、AI広告取引基盤のオムニチャネル機能と連携を拡充
独立系オムニチャネルSSPのMagnite(NASDAQ:MGNI、読み方:マグナイト)は、AIエージェントによる広告取引を支える基盤「Magnite Orchestration」のオムニチャネル機能およびサードパーティとの連携を拡充したと発表しました。
この基盤は、広告主や広告会社が利用するAIを活用した広告購入システムと媒体社側のシステムをつなぐものです。ストリーミング、リニアテレビ、音声、ディスプレイ広告などのプレミアム広告在庫を横断的に検索・評価・活用し、広告運用の最適化や広告取引における業務負荷の軽減を支援します。
多様な広告在庫に対応するオムニチャネル機能の拡充
今回の機能拡充により、リアルタイムのAIエージェント活用ワークフローがテレビ領域へ拡張されます。ITNの技術を通じてデジタル中心の広告主や広告会社と地域別のリニアテレビ広告在庫を接続し、DIRECTV Advertisingをはじめとするパートナーを通じてアドレサブルTV広告在庫へのアクセスを可能にします。
ストリーミングTV分野ではSamsung Adsの広告在庫に対応し、ホーム画面上のインタラクティブ広告や一時停止時広告(Pause Ads)など、テレビネイティブ環境におけるリアルタイムのAIエージェントによる意思決定を可能にします。デジタル音声広告領域ではiHeartMediaの広告在庫へのアクセスを通じて、ライブ音声配信やポッドキャスト環境での配信標準化と文脈に応じた動的配信を実現します。
Webおよびモバイルの高注目度ディスプレイ広告やオンライン動画広告においては、自然言語の指示や自動化されたAIエージェントのプロンプトを通じて、リアルタイムにカスタムオーディエンスを構築・活用できるようにします。
中立的な基盤として外部AIエージェントとネイティブ連携
Magnite Orchestrationは中立的な基盤としてサードパーティ製AIエージェントと連携します。これにより、媒体社側のAIエージェントに加え、広告会社グループ、独立系広告会社、Newton Researchをはじめとする独立系ソフトウェアベンダーが独自の実行・最適化モデルを活用できます。さらに、Databricksをはじめとする主要テクノロジープラットフォームとのネイティブ連携にも対応しています。
Magniteで収益・市場戦略担当プレジデントを務めるショーン・バックリー(Sean Buckley)氏は、AIエージェントが広告の売買や体験を変革するとし、あらゆる画面やチャネルへ機能を拡張することで、広告予算がAIエージェントを活用したワークフローへ移行する変革に向けた基盤を築いていると説明しています。
業界各社からも期待の声が寄せられています。Butler/Tillのチーフプロダクトオフィサーであるマニー・プエンテス(Manny Puentes)氏は、各プラットフォームを相互に連携させる仕組みをMagniteが構築していると評価しています。
また、DIRECTV AdvertisingでChief Advertising Officerを務めるエイミー・ライファー(Amy Leifer)氏は、デジタルを起点とした広告購入手法とプレミアムテレビの規模や品質を結び付けていく方針を示しました。
株式会社フジテレビジョンのコーポレート本部 デジタル戦略統括室 部長を務める土屋尚氏は、パブリッシャーが直面する技術的ハードルを下げ、在庫が新たなAIワークフローの中で最大限に活用されることへの期待を寄せています。TF1 PUBでデジタル部門マネージングディレクターを務めるアダム・マーキ(Adam Marki)氏も、SpringServeがすでに自社の「Cover+」を支えている実績を踏まえ、広告在庫との効率的な接続の発展に期待を示しています。
Magniteについて
- 本社:米国ニューヨーク州
- 証券コード:NASDAQ:MGNI
- 拠点:ニューヨーク、ロサンゼルス、デンバー、ロンドン、シンガポール、ムンバイ、東京、シドニー(北米、欧州、中東、アフリカ、中南米、アジア太平洋全域をカバー)
- 事業内容:独立系セルサイド広告プラットフォームの提供
本記事はMagniteの発表をもとに作成しました。
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