INDUSTRIAL-X、7億円調達でDX推進を強化

DX(デジタルトランスフォーメーション)による産業構造変革を推進する株式会社INDUSTRIAL-Xが、シリーズBラウンドで総額7億円の資金調達を実施した。リードインベスターは株式会社北國フィナンシャルホールディングスグループの株式会社QRインベストメントで、他にもTOPPANホールディングス株式会社、株式会社広島ベンチャーキャピタル、THK株式会社、静岡キャピタル株式会社、いよぎんキャピタル株式会社(順不同)などが参加した。

INDUSTRIAL-Xは、DX推進支援を通じて「日本の産業構造を変革する」ことを目指している。そのために、独自のDXメソッドに基づいたコンサルティングを主軸とする伴走型支援によるプロフェッショナル事業、最適なDXナレッジ・ツール・事例を提供するソリューションプラットフォーム事業、人材の転職と育成支援を行うDX人材事業の3つのドメインで事業展開している。

調達した資金は、プロフェッショナル事業の体制強化、プラットフォーム事業の機能拡充、DX人材事業におけるリソースの強化などに投資される予定だ。これまで東京を中心に、名古屋・福岡・広島・高知・新潟・沖縄などの顧客のDX推進支援を行ってきたINDUSTRIAL-Xだが、今後は特定地域に根差した中堅・中小企業のDX推進支援による企業変革の拡充を図る。また、大企業だけでなく、日本全国の中小企業も含めた業界・規模の会社がDX推進によって自らのビジネスモデルを変革させ、産業構造そのものを変えていくための面的ネットワークの拡充も行う予定だ。

INDUSTRIAL-Xは、独自のリソースとアプローチを掛け合わせることで、マーケット全体で有機的に活用できる共同利用型プラットフォームを構築し、産業全体の構造変革の実現を目指している。その一環として、DXを実現するための様々な商材(リソース)を、度々対面接触することなくオンラインで調達可能とするサービス「Resource Cloud®」を提供している。

また、企業のための人材育成支援(研修)と採用支援サービスを提供する「Resource Cloud HR」、DX人材の転職支援とキャリアアップのためにリスキリングを希望する方向けに育成コンテンツを提供する「Xist career(TM)」も展開している。これらのサービスを通じて、INDUSTRIAL-Xは産業構造の変革を加速させることを目指している。