ドクターナウが薬配送無料に、Uber Eatsと提携し全国展開

株式会社ドクターナウは、オンラインデリバリーアプリ「Uber Eats」を運営するUber Eats Japan合同会社とのサービス契約を締結し、オンライン診療および薬配送市場での連携を開始すると発表した。この提携により、ドクターナウのユーザーは全国47都道府県でアプリを通して希望する医師から診療を受け、Uber Eatsの配達パートナーが即時配達することが可能になる。

同時に、ドクターナウは日本で初めて全国の薬配送を無料で行うことを発表した。これに先立ち7月16日にはオンライン診療サービス利用料を無料にする政策を公表しており、オンラインサービスで初めてとなる薬の無料配送の提供を通じて、日本のオンライン診療の普及と社会的・経済的弱者への支援を積極的に行う方針だ。

他のオンライン診療サービスが消費者に最大1100円以上の薬配送料を請求するのとは対照的に、ドクターナウの取り組みは革新的な施策として注目を集めている。同社のCXマネージャー、大塚萌子氏は「薬を即時配達してもらえるという圧倒的な満足感、それがオンライン診療の核心となる体験だ」と述べ、「日本全国の薬配送無料キャンペーンを通じて、ご利用される皆さまがオンライン診療と薬配送サービスを利用する際に金銭的負担を感じないようにすることを目標とした」と説明した。

ドクターナウは「薬配送料無料」「オンライン診療サービス利用料無料」「クリニック/薬局の初期費用/月額利用料無料」の「3つの無料政策」を通じて、オンライン診療と薬配送業界をさらに活性化していきたいと考えている。また、Uber Eatsとの提携を通じて処方薬の配送ガイドラインおよび規約を共に協議し、利用者が医薬品を安全に受け取れるようにすると同時に医療DXを推し進める予定だ。