萩原工業の遮熱フィルム ミラクールが日射反射率96.1%でギネス世界記録に認定
萩原工業株式会社は、開発した遮熱フィルム「ミラクール®(MiLa’COOL®)」がギネス世界記録™に認定されたことを発表しました。第三者試験機関による測定において全波長域で日射反射率96.1%を記録し、世界No.1の日射反射率を有する遮熱フィルムとして評価を受けました。近年増加する猛暑日を背景に、住宅やオフィス、工場、物流施設などでの暑熱対策としての活用が期待されています。

日射反射率96.1%でギネス世界記録に認定
ミラクール®(MiLa’COOL®)は、暑熱対策の課題解決に向けて萩原工業株式会社が開発した遮熱フィルムです。2026年9月16日に「Highest solar reflectance on a plastic sheet」(プラスチックシートにおける太陽光の最大の反射率)のタイトルでギネス世界記録™に認定されました。認定の基準となった記録達成数値は日射反射率96.1%です。
ミラクール®は、ポリエチレン製の多層フィルムで、内部に形成されたナノサイズの無数の空孔によって太陽光を効率よく反射する構造を持っています。従来品である「スノーテックス®」をベースに、空孔サイズの最適化、空孔数の大幅増加、多層構造化を実現しました。
特に空孔数は従来技術と比較して約40倍となり、従来は約75%であった日射反射率を96.1%まで向上させることに成功しました。
水だけで施工可能、窓際温度を最大19℃低減

ミラクール®は、水だけで施工できる簡便さを備えています。社内試験では、窓ガラスへ施工することにより以下の温度低減効果が確認されています。
- 窓際温度 最大19℃低減
- 室内温度 最大5.9℃低減
空調や換気設備で発生した熱を除去する従来の暑熱対策に対し、ミラクール®は熱の原因となる日射を遮る考え方に基づいており、熱中症対策や作業環境の改善、空調負荷低減による省エネルギーや脱炭素への貢献が見込まれています。
担当者は、今回の認定について「世界一涼しい材料」を目指して開発を進めてきた成果であり、多くの企業や研究機関とともに新しい暑熱対策を創り上げたい旨を述べています。


萩原工業株式会社では、窓ガラス向け遮熱フィルムにとどまらず、粘着材やパネル、織布・不織布などとの複合化による製品開発を進めています。屋外機器、建築・仮設施設、日よけ・カバー用途などへの展開が検討されています。
製品および会社の概要は以下の通りです。
ミラクール®(MiLa’COOL®)概要
- 製品分類:遮熱フィルム
- 構造:12層多孔質ポリエチレンフィルム
- 日射反射率:96.1%
- 用途:窓ガラス向け遮熱フィルム、建築用途、膜材用途、工業用途
萩原工業株式会社 概要
- 本社:岡山県倉敷市水島中通一丁目4番地
- 設立:1962年11月29日
- 資本金:1,778百万円
- 代表者:代表取締役社長 浅野 和志
- 事業:ポリエチレン・ポリプロピレンを主原料とした合成樹脂繊維「フラットヤーン」を用いた関連製品、およびフラットヤーン技術を応用したスリッター等、産業機械の製造・販売
- 公式HP:https://www.hagihara.co.jp/
本記事は萩原工業株式会社の発表をもとに作成されています。
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