GMOメディアとpaizaが連携、高校プログラミング教育支援強化へ

GMOメディアとpaizaが連携し、高校生のプログラミング教育と教員の教務DXを支援する取り組みを強化する。2025年度の大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が追加されることを見据え、両社の無償提供サービスを拡大する。

GMOメディアは高校の学校DX支援を目的とした小テスト作成ツール「コエテコStudy byGMO」を、paizaは動画と問題で学べるオンラインプログラミング学習サービス「paizaラーニング 学校フリーパス」を提供している。2024年9月を目途に、両社のサービス利用者に向けてプログラミング教育に関する最新情報の提供を開始し、今後はキャンペーンやイベントの実施、新たなコンテンツの制作などを検討する。

文部科学省の学習指導要領改定により、2020年度から小学校、2021年度から中学校でプログラミング学習が必修化され、2022年度からは高校の「情報I」も必修となった。しかし、高校のプログラミング教育には専門知識を持つ教員の不足や学習教材の準備など多くの課題がある(※1)。

GMOメディアとpaizaは、これまで各社のサービスを教育現場へ無償提供(※2)してきたが、今後はプログラミング教育の支援をさらに強化し、より多くの高校生が質の高い教育を受けられる環境づくりを目指す。

両社は協力体制を強化し、高校生がプログラミング教育の楽しさを実感できるサービス開発を進め、教務DXの促進やプログラミング教育に関する情報提供による支援強化を図る。また、大学入学共通テストへの「情報Ⅰ」追加を見据え、受験対策としても活用できるサービスの提供を目指す。

(※1)みんなのコード:2022年度プログラミング教育・高校「情報Ⅰ」実態調査報告書
(※2)「コエテコStudy byGMO」は、サービス改善のための実証実験への参加を条件に2025年3月31日まで無償提供

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