横浜市栄区で古代製鉄や横穴墓群を紹介する展示が令和8年10月7日から開催へ
横浜市栄区役所と(公財)横浜市ふるさと歴史財団 埋蔵文化財センターは、栄区内の古墳時代遺跡に焦点をあてた展示会を、令和8年10月7日(水)から18日(日)まで開催します。会場は横浜市栄区民文化センター「リリス」内のギャラリーA・Bで、観覧料は無料です。

展示では県内唯一の古代製鉄遺跡である「上郷深田遺跡」をはじめとする区内の遺跡が紹介されるほか、体験イベントや発掘成果報告会などもあわせて実施されます。
栄区内の古墳時代遺跡や古代製鉄遺跡を紹介
横浜市南部に位置する栄区は、東西に流れるいたち川の流域が古墳時代の終わり頃に造営された横穴墓群の一大分布域となっており、特殊な構造を持つ横穴墓が見られることでも知られています。

今回の展示では、「宮ノ前横穴墓群」や「七石山横穴墓群」、古墳時代に興隆した「公田平台遺跡」、古墳時代末~奈良時代の製鉄遺跡「上郷深田遺跡」が紹介されます。「上郷深田遺跡」の発掘調査では、長方形の箱形炉と円筒状で半地下式の竪形炉と呼ばれる製錬炉や溶解炉の遺構、鉄滓(てっさい)、炭、砂鉄のほか、食器等に使用された土師器(はじき)や須恵器(すえき)などが出土しています。

展示会の概要は以下の通りです。
- 会期:令和8年10月7日(水)~18日(日)(会期中、休館日はありません)
- 時間:10:00~17:00
- 会場:横浜市栄区民文化センター「リリス」内、ギャラリーA・B
- 観覧料:無料
- 主催:横浜市栄区役所・(公財)横浜市ふるさと歴史財団 埋蔵文化財センター
- 後援:横浜市教育委員会


砂鉄を使った体験イベントと古代の製鉄解説
会期中には、参加無料の関連イベントが2種類開催されます。

令和8年10月17日(土)の10:00~16:00には、幼児から小学生向けのワークショップ「砂鉄で遊ぼう!」が同施設内の会議室Bで行われます。「砂鉄スライム作り」や「砂鉄の砂絵でマグネット作り」が体験可能で、当日常時受付となります。
また、令和8年10月18日(日)には大人向けの解説イベント「古代人の鉄づくり」がギャラリーBで開催されます。開催時間は①11:00~12:00、②14:00~15:00の2回で、古代の人々がどのように鉄を作ったのかが解説されます。受付は当日各回の30分前より行われ、参加希望が30名以上の場合は参加できないことがあります。
発掘成果報告会の開催と関連書籍の販売
令和8年10月11日(日)の10:00~15:30には、あーすぷらざホールで発掘成果報告会「栄区上郷深田遺跡をめぐって-古代製鉄遺跡の発掘成果報告会-」が実施されます。報告書考察を執筆した専門家が歴史的意義などを解説します。参加費は1,000円で、当日9:45から先着順で受け付け、定員に達し次第終了となります。

あわせて、遺跡の概要や全容を写真や解説でまとめたブックレット シリーズ「横浜の遺跡」vol.4『上郷深田遺跡』(A5版、価格:1,100円、オールカラー)の販売も予定されています。

展示会終了後は栄図書館で巡回展示を実施
展示会の終了後には、展示会『栄区の古代』で紹介されたパネルや遺物の一部を展示する関連展示が横浜市栄図書館の1階展示コーナーで開催されます。
会期は令和9年1月28日(木)~2月26日(金)で、開館時間は9:30~19:00(土曜~月曜、祝・休日は17:00まで、2月26日(金)は16:00まで)です。休館日は2月15日(月)となっています。主催は栄図書館と(公財)横浜市ふるさと歴史財団 埋蔵文化財センター、後援は横浜市栄区役所が務めます。

本記事は横浜市栄区役所および(公財)横浜市ふるさと歴史財団 埋蔵文化財センターの発表をもとに作成しています。
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