プロレスラーが企業PR、新サービス始動

大阪府東大阪市に本社を置く株式会社恒和プロダクトは、プロレスラーを企業や店舗のアンバサダーとして活用する新サービス「プロレスから社会を元気にプロジェクト」を開始した。このサービスは、登録されたプロレスラーが企業や店舗のPRを手助けし、プロレス特有の力強さや印象深さを活かすことを目指している。

サービスの形態は定額制のサブスクリプション契約で、地域密着型のプロレス(スポーツ)振興に寄与することを目指している。企業や店舗は、提供される「闘魂アンバサダー」の画像をチラシやポスター、ホームページ、SNSなどで利用することが可能だ。現在、大阪の団体(大阪プロレス等)を中心に18名の選手が登録されており、今後は登録団体や選手数を増やす予定だ。

また、4月30日までの期間中に契約した先着10名の顧客には、プロレス観戦チケットやプロレスラー訪問などのプレゼントがあるキャンペーンも実施される。

このプロジェクトは、プロレス界が抱える課題解決を目指して始まった。近年、プロレスの市場全体が縮小傾向にあり、大手団体を除くプロレス団体の選手は収入の不安定性や認知度・知名度の不足、リソース不足といった重大な課題に直面している。このサービスを通じて、これらの課題を解消し、プロレス界の活性化と日本、地域のスポーツ振興に貢献することを目指している。

まずは、恒和プロダクトのメイン拠点である関西圏のプロレス団体と協業し、地元企業へPRする。その後、関西での実績を踏まえて、各地方や首都圏にもサービスを展開する予定だ。

大阪プロレスの代表取締役である大林賢将(リングネーム:ゼウス)は、このアンバサダーサービスに協力することで、プロレス界の新たな道が開ける大きなチャンスを感じていると述べている。大阪プロレスは、社会貢献にも力を入れ、大阪、そして日本を盛り上げることを目指している。