住宅購入の後悔減らす新団体「一般社団法人家づくりまるわかり支援機構」、WEB公開

一般社団法人家づくりまるわかり支援機構が、住宅購入で後悔する人の減少を目指すWEBサイトをオープンした。同機構には、M’s構造設計の佐藤実氏、松尾設計室の松尾和也氏、アトリエ・キントの小川真一郎氏が理事に就任し、住宅購入検討者に向けて住宅に関する情報を広く発信していく。

多くの人にとって住宅購入は一生に一度の高額な買い物だが、正しい知識を持たずに住宅会社と打合わせをスタートし、その流れで購入するケースが多い。その結果、「もっとこうすれば良かった」「こういうことは全く気が付かなかった」と後悔する人が非常に多いという。

同機構は、住宅購入検討者が正しい知識を習得したうえで家づくりを進められるよう、情報発信を行う。また、住宅会社によって品質も様々な日本の住宅業界において、理想の住まいを手に入れるには、自分自身で学び願いを叶えてくれる住宅会社を選ぶ必要がある。同機構は、この活動を通して、住宅業界全体の品質向上にも貢献することを最終的なゴールとしている。

現在の具体的な取り組みとしては、住宅性能コミットメント宣言の運営と、家づくりまるわかり講座への講師派遣がある。住宅性能コミットメント宣言では、住宅購入検討者が家づくりや高性能住宅の基礎について学習できるコンテンツを提供し、住宅会社を選択する際の基準などを解説。また、一定の性能基準をクリアし、誠実に高性能住宅だけを提供している工務店を紹介している。

家づくりまるわかり講座では、家づくりを始める前に知っておきたい基礎知識が学べる。何から始めたらいいかわからない人に、お金のこと、性能のこと、土地選びのことなど、家づくりで後悔しないための進め方や考え方をわかりやすく解説している。

今後は、住宅に関するコンテンツを充実させ、サイトの発展を図る予定だ。また、正しい住宅購入の進め方に関する書籍の出版も計画している。同機構の活動を通じて、住宅購入検討者が後悔することなく、快適で経済的な暮らしを実現できるよう、正しい家づくりの認知を広めていく。

WEBサイト:https://ie-maruwakari.or.jp/