2024年GW、中国人観光客1億3,000万人が海外旅行へ
2024年の中国の観光市場は、1億3,000万人の観光客が海外旅行に出かけると予想されています。その中でも、日本は依然として人気の旅行先であり、海外旅行の人気ランキングで2位にランクイン。1位はタイで、その魅力は首都バンコクの寺院や特色豊かなナイトライフ、北部の内陸地域の豊かな森林と壮大な自然、南部の島々の美しいビーチやナイトマーケットなど多岐にわたります。
この予測は、中国最大の旅行情報メディア「馬蜂窩」が実施した大規模なデータ分析に基づいています。同社は、中国・台湾などの海外プロモーション・インバウンド支援を行うインタセクト・コミュニケーションズ株式会社が運営しています。
データ分析によれば、海外旅行のトレンドを主導しているのは、女性とZ世代を中心とする若い世代で、春節の旅行者のうち女性が60%、Z世代が50%を占めていました。また、旅行者の大半は一線都市や新一線都市から来ており、観光客の大部分が4日以上の旅行を選択していることから、より豊かで深い旅行体験を求めていることが伺えます。
中国観光研究院が発表した「中国の出国旅行発展年次報告(2023-2024)」によると、2023年には、中国からの海外旅行者数は8,700万人を超え、2024年には1億3,000万人に達すると予測されています。その中でも、若年層の海外旅行者が最も多く、22歳から41歳の年齢層が全体の83%を占めています。
また、中国の長期休暇は海外旅行への意欲が高まる時期でもあり、その時期に向けての誘客意欲の醸成および、訪日客の受け入れ体制のさらなる整備が必要とされています。次の長期休暇は5月頭の5連休で、日本のゴールデンウィークと一部合致しています。
この情報は、中国市場の最新動向を解説・紹介するコラムを公開しているインタセクト・コミュニケーションズ株式会社から提供されています。同社は、中国本土・台湾を主軸とした海外プロモーション・インバウンド支援、中国向け越境EC、アフィリエイト運用代行、アフィリエイトサイトパトロール、システム開発などを手掛けています。