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FOXON、AIを用いたBCP策定支援の構築を自治体や団体向けに2026年9月開始へ

株式会社FOXONは、専門知識や経験が必要な業務を対象に、生成AIやAIエージェントを用いたシステムの設計・開発を各業界へ広げています。日本最大級の経済団体向けBCP(事業継続計画)策定支援AIや、製造業向けメンテナンス対応AIエージェントなどを開発しています。同社はBCPの領域において、2026年9月より商工会議所・法人会・自治体を対象に、会員企業や地域の事業者がBCPを策定できる仕組みの構築支援を開始します。

帝国データバンクが実施した「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2026年)」(2026年5月調査)によると、中小企業のBCP策定率は18.3%にとどまっています。策定が進まない要因にはスキル・人材・時間の不足が挙げられており、社内でリスク分析や復旧手順の設計といった専門性を担える人材がおらず、日々の業務に追われて策定に時間を割けない実態があります。

生成AIが普及した環境においても、参照すべき情報が整理されていないまま汎用AIを使用すると回答が一般論にとどまるため、最初の一案を作成できる人材が社内に不足している状況は変わっていません。

経済団体でのBCP策定や製造業でのメンテナンス対応の事例

同社は日本最大級の経済団体向けに、会員の中小企業がBCPを策定するためのAIシステムを設計・開発しました。自社のコーポレートサイトURLや会社情報ファイルをアップロードすることで、AIが所在地・業種・規模に合わせた下書きを生成します。初めて取り組む企業でも30分から1時間程度で下書きを作成できるほか、作成の深さを3段階から選択し、チャット形式でAIに相談しながら作成できます。参照データには公的機関のガイドラインや同団体公表の策定ガイド、地域別のハザードマップを用い、防災分野の専門家が監修しています。

また、水栓バルブメーカーの事例では、過去の品質調査資料からAIが類似事例を検索し、原因・対策の推定と報告書の下書きを生成するシステムを構築しました。報告書の作成時間は半日から1時間以内へ短縮され、若手社員でも一定水準の作成が可能になりました。現在は依頼受付から代行店選定、部品特定、見積提示、手配までを一連で扱うAIエージェントへ発展しています。

情報を構造化するRAGの採用と自社一貫体制

同社のAIシステムは、ガイドラインやハザードマップ、過去の品質調査資料などを構造化し、AIが必要な情報を自動で探して参照・生成する仕組み(RAG:Retrieval-Augmented Generation)を取り入れています。これにより、企業の状況に沿った内容を出力します。AIは一次案の作成を担い、確定や判断は人が行う設計となっています。

また、要求・要件定義からAIの処理フロー設計、画面設計、開発、リリース後の運用・保守までを自社で一貫して担当しています。

今後の展開と会社概要

今後は商工会議所や法人会、自治体に向けてBCP策定の仕組み構築支援を進めるほか、国の認定制度である事業継続力強化計画の策定支援にも対応範囲を広げる方針です。製造業向けには、熟練者の判断が必要とされる工程を対象に支援範囲を拡大していくとしています。

株式会社FOXONの概要は以下の通りです。

  • 会社名:株式会社FOXON
  • 所在地:東京都江東区豊洲2-5-1
  • 代表者:代表取締役 狐塚 雅彦
  • 設立:2023年10月
  • 事業内容:AI活用支援・AI開発/データ基盤・BI/SaaS導入支援/システム開発
  • コーポレートサイト:https://foxondigital.com/

本記事は株式会社FOXONの発表をもとに作成しています。

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