TBSとTBSグロウディアの音六AI、日本民間放送連盟賞 技術部門 優秀賞を受賞
株式会社TBSテレビと株式会社TBSグロウディアが共同開発したAIナレーションシステム「音六(おとろく)AI」が、日本民間放送連盟賞 技術部門 優秀賞を受賞した。日本民間放送連盟賞は、番組制作や技術開発の向上などを目的に民放連が1953年に創設した賞で、技術部門は民放事業に貢献した事績を対象としている。東京都港区に本社を置く株式会社TBSテレビ(代表取締役社長 龍宝正峰)および株式会社TBSグロウディア(代表取締役社長 石丸彰彦)が発表した。
制作現場目線の機能と業務効率化が高く評価
民放連の報道発表資料によると、受賞講評では「タイムコード連動による映像の時間尺に合わせた生成や高度なアクセント制御、完パケ音声ファイル出力など、既存のソフトでは対応できなかった制作現場目線の音声制御技術と高度な翻訳機能を備えた共通プラットフォームを社内で開発・実用化した」と説明されている。これらにより番組制作現場におけるナレーション業務などの大幅な効率化を実現し、コンテンツ展開の多角化とテレビ制作技術の高度化に貢献した点が評価された。
指定時間への自動調整や17言語への翻訳に対応
「音六AI」は、テキストを入力して数十種類の音声モデルを選択することでナレーションを作成できるシステムである。TBSが独自に開発した特許技術により、指定した再生時間に合わせて話すスピードを自動調整する機能を備えており、例えば10秒に設定した場合は10秒ちょうどで読み上げる。また、発音の調整や調整内容の辞書登録が可能となっている。
多言語対応も特徴としており、英語のほか、中国語やベトナム語など17言語への翻訳と音声生成を行うことができる。これにより、コストや時間の制約による音声導入の難しさや、自然な自動音声の制作における課題の解決を図っている。
TBS系列局での活用と多用途への展開
現在、「音六AI」はTBSおよびJNN系列局などで導入されている。仮ナレーション作成の業務効率化やニュース素材の自動ナレーション、ドラマでの活用など、さまざまな用途で利用が進められている。
同システムは放送関係者にとどまらず、企業の教育プログラムで使用するVTR作成や顧客向けPRなど、音声関連の各種業務への活用が可能とされている。
- 「音六AI」公式サイト:https://oto6.zone

本記事は株式会社TBSテレビおよび株式会社TBSグロウディアの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



