Dellows News

NTTデータグループがPagerDuty導入 オンコール時間を約92%短縮

東京都港区に本社を置き代表取締役社長を山根伸行が務めるPagerDuty株式会社は、株式会社NTTデータグループにおける監視オペレーション基盤の統合および自動化を支援したと発表しました。この取り組みにより、株式会社NTTデータグループにおいてオンコールまでの時間を約92%短縮するなどの成果を実現したとしています。

3チームへの分散と運用システム増加に伴うインシデント対応の負担

株式会社NTTデータグループのITマネジメント室では、国内の利用者数10万人以上、約200拠点をカバーし、プライベートクラウドで約3,000の仮想マシンが稼働する社内プラットフォームとネットワークの維持・運用を担っています。

従来の監視オペレーションの現場は、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ネットワークという技術領域ごとに3つのチームに分かれており、インシデント管理やオンコールもチームごとに個別に実施されていました。そのため、アラートの取捨選択やオンコールの判断を人手に頼らざるを得ず、運用システム数の増加に伴うインシデント対応の負担増が課題となっていました。さらに、確認すべき情報が分散していたことで、同じトラブル原因に対して複数チームの担当者が同時に動いてしまう事象も発生していました。

統合運用管理ソフトウェアとの連携やAI活用による導入効果

PagerDuty株式会社は、株式会社NTTデータグループが導入している統合運用管理ソフトウェア『Hinemos(ヒネモス)』からのアラートを集約し、インシデント管理とオンコールを統合する仕組みを提供しました。これにより、既存のオペレーションを継続しながら以下の成果を創出しています。

  • オンコールまでの時間を約92%短縮:Hinemos(ヒネモス)から検知したアラートを受け取り担当者へ直接オンコールを届けることで、従来行っていたアラートメールの本文確認や対応ルールの確認、切り分け工程を排除し、初動の高速化を実現
  • 不要なインシデント起票を約65%防止:標準実装されているアラート重複を排除するトリアージ機能により、起票されたインシデントを人が全件確認して不要と判断する工程を削減
  • 監視オペレーションに要する時間を約20%効率化:工数削減を通じて、オペレーターがより高度な機器ログの解析業務や他のインシデント対応にリソースを振り分けることが可能に
  • AIによる一次調査の自動化:AIエージェント機能(SREエージェント)を一部領域で活用し、従来約15分を要していた目視確認からWeb検索、影響判断までの一次調査プロセスをAIが完結

詳しい導入事例のインタビューは以下のURLで公開されています。 https://www.pagerduty.co.jp/customers/nttdatagroup/

自動解析や自動リカバリーの実装に向けた今後の展望

PagerDuty株式会社は、2026年度中の完了が見込まれているパブリッククラウド領域での自動オンコール実現に向けて、引き続き株式会社NTTデータグループの取り組みを支援する方針です。

すべてのアラートを起点とした原因の切り分けから復旧実行までを完結させる「自動解析・自動リカバリー」の実装という最終目標に向け、同社の運用担当者が安心できる基盤づくりに今後も貢献するとしています。

PagerDuty株式会社の概要

PagerDuty株式会社は、PagerDuty, Inc.(NYSE:PD)の日本法人として、大規模なIT運用業務の効率化を支援しています。インシデント管理、AIOps、自動化、カスタマーサービスオペレーションを統合したプラットフォーム「PagerDuty Operations Cloud」を提供しており、Fortune500の半数以上、Fortune100の70%近くで採用されています。

本記事はPagerDuty株式会社の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間