Synspectiveが三菱重工業と契約 H3でStriX衛星2機を2027年打上げへ
小型SAR衛星の開発や運用を手がける株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、三菱重工業株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長CEO:伊藤栄作)と打上げサービス契約を締結しました。本契約に基づき、2027年に日本の基幹ロケット「H3ロケット」を用いて自社小型SAR衛星「StriX(ストリクス)」2機を軌道へ投入する予定です。国内の基幹ロケットを採用することで輸送基盤を確保し、独自の衛星コンステレーション構築に向けた展開を加速させる方針です。
打上げミッションの概要
今回の契約における技術仕様などの概要は以下の通りです。
- 搭載衛星:小型SAR衛星「StriX」シリーズ 2機
- 使用ロケット:H3ロケット
- 打上げ時期:2027年
- 打上げ場所:JAXA 種子島宇宙センター
- 投入軌道:中傾斜軌道
中傾斜軌道の採用と観測体制の強化
今回の打上げで採用される中傾斜軌道は、アジア太平洋地域を含む世界の主要経済圏や災害多発地帯において、高頻度な観測を実現するための選択とされています。同社はこれにより、災害対応やインフラモニタリングにおける社会実装の即時性を飛躍的に高めるとしています。
宇宙戦略基金(SSF)を活用した推進
本プロジェクトは、JAXAが運用する「宇宙戦略基金(SSF)」の採択事業として推進されます。同社はこの公的支援の活用について、自社の技術が日本の宇宙基本計画と高い親和性を持ち、国家的な地球観測インフラの一翼を担う存在として認められたことを示しているとしています。
関係者のコメント
株式会社Synspectiveの執行役員である中村 卓史氏は、SARデータが現場や安全保障分野で即戦力となるには衛星が継続的かつ確実に軌道へ届けられることが前提であるとした上で、「三菱重工業社との本契約はその根幹を支えるものであり、日本の宇宙輸送能力と私たちのミッションが重なり合う、意義深い取り組みだと感じています。グローバルな地球観測インフラの構築を着実に前進させてまいります」と述べています。
本記事は株式会社Synspectiveの発表をもとに作成。
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