EnergyColoringがEnergyInsightに逸脱検知機能を追加へ
東京都府中市に本社を置く株式会社EnergyColoringは、既設EMS(エネルギーマネジメントシステム)の電力データを日次分析する「EnergyInsight」に、新たに「逸脱検知」機能を追加します。
この機能は、過去のEMSデータから「昨日もいつも通りだった場合の電力使用量」を推定し、実際の電力使用実績と比較するものです。実績データ単体では見落としがちな変化を捉え、通常のばらつきから外れた時間帯や用途・系統を確認候補として提示することで、担当者が現場で確認すべき対象の絞り込みを支援します。
過去の「いつも通り」を予測して実績と比較
一般的な需要予測が未来の電力使用を予測するのに対し、EnergyInsightの逸脱検知ではすでに実績が出ている過去の電力使用を予測対象とします。
ここでの予測は未来を当てることではなく、実際の電力使用を振り返るための比較対象として「いつも通りだった場合」を算出することを目的としています。過去のEMSデータから導いた想定値と実績を比べることで、実績値のみの確認では気づきにくい変化を抽出します。
候補を絞り込み現場担当者が状況を判断
予測値と実績に差が生じた場合でも、それが直ちに設備の故障や電力の無駄を示すとは限りません。そのため、システム側は確認を促す候補の提示にとどめます。
確認候補が時間帯や用途・系統ごとに絞り込まれた後、担当者が運転予定や設備の状態、設定値などの現場情報と突き合わせて原因や対応を判断します。例えば、17時の終業後も電力使用が高い状態が続いていた場合、システムが過去データとの乖離から確認候補として提示し、担当者が残業や設備停止時刻などを確認します。一般的な閾値判定では捉えられない状況についても、複数の電力データの関係性の崩れから特定します。

行動定着支援の展開と省エネ活動の促進
同社は、日次分析と逸脱検知に加え、改善行動の達成や継続状況を確認する「行動定着支援」を順次展開する予定です。既設EMSに蓄積されたデータを活用し、変化への気づきから理由の確認、改善へとつなげる日々の省エネルギー活動を支援していく方針です。

株式会社EnergyColoringについて
株式会社EnergyColoringは、電流波形の測定、ディスアグリゲーション(用途分解)、用途別電力データの生成・分析を通じて企業の省エネルギー活動を支援しています。
- Webサイト:https://www.energy-coloring.com/
- 資料ダウンロード:https://form.energy-coloring.com/

本記事は株式会社EnergyColoringの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



