エクイニクス、クラウドやAI環境を自動接続する新サービスを発表
デジタルインフラ企業の米エクイニクスは現地時間2026年9月3日、分散したクラウド、ネットワーク、AI環境の接続を簡素化するマネージド型のAny-to-Any接続サービス「Equinix Fabric One」を発表しました。この発表は、同社初となる顧客およびパートナー向けイベント「Equinix Horizon」で行われました。
Equinix Fabric Oneは、AI時代におけるネットワークの複雑化への対応を目的として開発されました。Amazon Web Services(AWS)とGoogle Cloudが共同策定したオープンソースの「OpenAPI 3.0 Interconnect」仕様を活用し、分散したクラウド、AI、企業環境間の相互運用性を確保します。
利用企業が接続対象と要件を指定すると、システムが必要な接続を判断して自動的に提供します。これにより、ルーティング、クラウド接続、暗号化、冗長化、フェイルオーバーなどの運用管理を単一のマネージドサービスとして実行します。同社の最高製品責任者であるクリス・オーディ氏は、分散アーキテクチャ全体の接続を自動管理することで、企業の成長を妨げる複雑さを解消すると述べています。
なお、同イベントでは企業のAIインフラ展開を支援する「Equinix Inference Exchange」もあわせて発表されました。
中立的な接続基盤と多様なインターフェースに対応
本サービスは、10,500社を超える相互接続企業や約3,000社のクラウド・ITサービスプロバイダー、上位10社のAIモデルプロバイダーのうち8社、上位10社のネオクラウド事業者のうち9社が利用するエクイニクスの中立的な接続基盤上に構築されています。
利用者は以下の方法を通じて接続要件の指定が可能です。
- ポータル
- API
- 自動化ワークフロー
- エージェントベースのリクエスト
- 自然言語プロンプト
プログラムによる接続の検出やプロビジョニングにも対応し、人手を介さないエージェント型アーキテクチャへの移行を支えます。
2026年後半にベータ提供、2027年に北米で一般提供予定
Equinix Fabric Oneは、2026年後半にベータ提供を開始する予定です。その後、まず北米市場において2027年中に一般提供を開始する計画としています。
AWS Network Services担当バイスプレジデントのロバート・ケネディ氏は、接続の複雑さをマネージドサービスが引き受けることで、利用者がAIワークロードに集中できるようになるとコメントしています。また、Google Cloudのロブ・エンズ氏やHyundai AutoEver Americaのポール・ヘイガー氏も、自動化されたネットワーク接続基盤に対する期待を寄せています。
本記事はエクイニクスの発表をもとに作成しました。
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