三菱電機、安全シーケンサで欧州機械規則に適合するEU型式認証書を取得
三菱電機株式会社は、MELSEC iQ-Rシリーズ 安全シーケンサにおいて、第三者認証機関であるテュフ ラインランドより、欧州機械規則(Machinery Regulation (EU) 2023/1230)への適合を目的として発行されるEU型式認証書を取得しました。同認証の取得は同社のFA分野として初となり、世界的にも早期に取得した企業の一つとなりました。また、テュフ ラインランド ジャパンが初めて審査し認証に至ったEU型式認証となります。
欧州機械規則の義務化とサイバーセキュリティ要件

製造現場では「人はミスをする」「機械は故障する」という前提に立ち、安全を設計や制御技術で確保する「機械安全」の考え方が世界的に広がっています。欧州では2027年1月20日より、従来の欧州機械指令(Machinery Directive 2006/42/EC)に代わって欧州機械規則(Machinery Regulation (EU) 2023/1230)が義務化されます。
同規則は欧州市場で流通する機械や関連製品に対する法的枠組みで、従来の物理的な機能安全に加え、ソフトウエアやネットワーク接続性、リモートアクセスに関するサイバーセキュリティ要件が新たに義務付けられています。
一般制御と安全制御の両立やセキュリティ対策を評価
安全シーケンサは、自身で故障を検出して安全に停止できる機能を備え、機械・設備の非常停止システムなど故障が人への危害につながる恐れのある環境で用いられます。
今回の認証では、一般制御と安全制御を1つのコントローラーで実現できる点や、CC-Link IE TSNを活用してサーボやインバーターなどの駆動機器と連携できる点に加え、不正アクセスやソフトウエア改ざんによって安全機能が損なわれない設計・対策が評価されました。
三菱電機株式会社 名古屋製作所 PCシステム部長の塩谷 圭介は「安全シーケンサは、当社の駆動機器と連携することで協調安全を実現し、今まで以上に生産性の高い設備とすることができます。今後も、機械安全に適合した製品を製造することで、機械安全の発展に貢献していきます」とコメントしています。
協調安全の実現と欧州向け設計負荷の軽減へ
同社は今後、安全シーケンサの普及や技術・製品開発を促進し、機械と人が同じ空間で安全に作業できる「協調安全」の実現と、FA分野における「保守運用の最適化」への貢献を目指します。あわせて、欧州市場向けにシーケンサを導入する機械・装置メーカーにおける設計や検証などの業務負荷軽減にもつなげる考えです。
関連情報・問い合わせ先
- 三菱電機株式会社
- 創業:1921年
- 従業員数:約15万人(グループ全体)
- 2025年度 連結売上高:5兆8,947億円
- オフィシャルウェブサイト:https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/index.html
- テュフ ラインランド
- 従業員数:25,900人(グループ全体)
- 年間売上高:27.1億ユーロ
- ウェブサイト:www.jpn.tuv.com
- お客様問い合わせ先
- 三菱電機株式会社 FAシステム事業本部 名古屋製作所 コントローラマーケティング部
- 住所:〒461-8670 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号
- TEL:052-712-2204
本記事は三菱電機株式会社の発表をもとに作成しました。
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