NPO法人SISTERS、痴漢対策ハンドブックを制作 9月30日に報告会開催へ
NPO法人SISTERSは、クラウドファンディングで集まった300名以上の支援をもとに、中高生向け冊子『なんでもないフリしなくていいよ。』と、大人向けデジタル版『痴漢目撃時の行動ハンドブック』を制作しました。あわせて特設Webサイトを開設し、2026年9月30日にはオンライン報告会を開催します。

中高生向け冊子『なんでもないフリしなくていいよ。』の特徴

完成したハンドブックは、「被害に遭った人は悪くない」というメッセージを軸に制作されました。上智大学 総合人間科学部 心理学科の齋藤 梓准教授が監修を担当しています。
仕様はA5サイズで24ページ(全面カラー)となっており、文部科学省が推進する「生命の安全授業」のカリキュラムに対応する内容を含んでいます。内容は以下の3章構成と巻末情報で構成されています。
- 第1章:痴漢は、どうしていけないの?(痴漢の定義、被害の実態データ、バウンダリー/体の権利、被害後の影響)
- 第2章:周りの人には何ができる?(痴漢にまつわる誤った認識・二次加害、目撃時にできること、相談を受けた時の声がけ)
- 第3章:[Q&A] こんなときは、どうしたらいい?(被害時にできること、警察や公的機関の具体的な支援など)
- 巻末:相談先一覧 / 関連サイト

周囲の大人が行動するためのデジタル版も同時公開
中高生向け冊子とともに、大人向けデジタル版『痴漢目撃時の行動ハンドブック』も公開されました。行動に移せる大人を増やすことを目的に、データに基づいた解説や具体的な声かけ例が紹介されています。
東京都の調査によると、第三者が声をかけるなどの行動をとった場合、96.8%の痴漢行為がその場で止まることが示されています(出典:東京都『痴漢被害実態把握調査』令和6年度実施)。一方で、周囲の人が痴漢被害に気づけた割合は27.4%にとどまり、気づいた場合でも実際に助けに動いた人は51%となっています(出典:東京都『痴漢被害実態把握調査』令和7年度実施)。

プロジェクトの想いや冊子のデジタル版閲覧、無料配布申請フォームを一元化した専用Webサイト(https://sisters.or.jp/chikan-handbook)で閲覧が可能です。

学校向けの無料配布申請を受付中
新学期の性教育教材や保健室・授業での活用に向け、学校関係者を対象とした無料配布の募集を行っています。提供形式は冊子(現物)とデジタル(PDF)の2種類が用意されています。
申請受付後、部数を確定したうえで2026年9月末以降より順次発送されます。配布は先着順で、主な対象は中学校・高等学校・専門学校等ですが、大学などその他の教育機関からの希望も受け付けています。なお、冊子の配布は無料ですが、一部の学校には配送料等の協力を求めています。
9月30日にオンライン報告会を開催
ハンドブックの完成と特設サイトの公開を記念し、オンライン報告会が実施されます。
- 日時:2026年9月30日(水)20:00〜21:30
- 形式:オンライン(Zoom)
- 対象:支援者の方を中心に、どなたでも参加可能
- お申し込み:https://peatix.com/event/5184530
当日参加できない申込者には、後日レポートが別途送付されます。
団体概要および問い合わせ先
東京都新宿区に拠点を置くNPO法人SISTERS(代表:鈴木彩衣音)は、誰もが性暴力の被害者・加害者にならない社会を目指し、全国の小学校・中学校・高校へ生命の安全授業や性教育の授業を届けています。
- メールアドレス:info@sisters.club
- 電話番号:070-2731-5987(平日10:00-17:00)
本記事はNPO法人SISTERSの発表をもとに作成しました。
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