Dellows News

QueryLiftがシードラウンドで1億円調達 生成AI最適化基盤の開発強化へ

生成AI向け最適化(GEO)プラットフォームを提供するQueryLift株式会社は、JAFCOおよびZ Venture Capitalを引受先とする第三者割当増資を実施し、シードラウンドで総額1億円の資金調達を完了しました。

同社は、ChatGPTやGemini、Claude、Google AI Overviewsなどの生成AI上における自社情報の言及状況や引用根拠を分析し、コンテンツ改善を支援するサービスを展開しています。調達した資金は、自然言語処理および情報検索領域の研究開発の推進や、大企業向けの営業・導入支援体制の強化に充てられます。

資金調達の背景とGEOの重要性

商品比較や企業の信頼性確認において生成AIを活用する動きが広がる中、企業や商品の情報がAIに解釈されてユーザーへ届く環境が生まれています。生成AIは公式サイトのみならず多様な情報源から回答を生成するため、企業が発信した情報がそのまま反映されないケースが存在します。

従来の検索エンジン最適化(SEO)とは異なり、GEOではAIがどのような回答を生成し、何を根拠としているかを把握することが求められます。QueryLiftは企業にとって重要な質問に対するAIの回答を継続的に観測し、引用状況や文脈の変化を分析することで、AI上で正しく理解・推奨されるための情報基盤づくりを支援しています。

最新の研究知見を取り入れたプロダクト開発

QueryLiftは、問いの設計から効果検証までの一連の工程を単一のプロダクト上で完結させる仕組みを備えています。AIの回答データを継続的に蓄積し、改善すべき情報を特定したうえで、コンテンツの改善案や新規公開すべき内容を自動生成します。

同社の研究チームによる成果の一つは、情報検索・知識管理分野の国際会議「CIKM 2026」に採択されました(https://www.querylift.co.jp/news/eekb_kkj4-v)。最新の研究知見をプロダクトへ反映し、計測の量と頻度を確保しながら継続的な改善を実現しています。

自由民主党での導入事例と今後の展望

政治分野における導入事例として、自由民主党では政策に関する生成AIの回答において公式情報の引用率向上を目指す取り組みが行われました。施策の実施により、導入前と比較して4か月で公式HPの引用率が2.7倍に向上した実績があります(https://www.querylift.co.jp/news/kqgxl4pqjv)。

今後は、引用順位や占有率といった複数の評価指標と改善手法の関係を検証し、目的に応じた戦略を選択できる判断基盤を構築する計画です。さらに、この基盤をもとに分析から改善、効果検証までを自律的に進める「GEOエージェント」の開発を進めるとしています。

引受先各社からのコメント

ジャフコ グループ株式会社のアソシエイトである種市 栞氏は、生成AI時代における情報流通の変化に触れ「QueryLiftは、業界スタンダードとなる大きなポテンシャルを持っています。JAFCOも、その実現に向けて全力で支援してまいります」とコメントしています。

Z Venture Capital株式会社のPartnerである湯田 将紀氏は「企業が本来伝えたい価値や正確な情報が、ユーザーに適切に届く世界を実現していく。その可能性を信じ、投資しました」としています。

会社概要

  • 会社名:QueryLift株式会社
  • 代表者:代表取締役 野口蒼大
  • 所在地:東京都港区南麻布1丁目5−8 南麻布スキップフラット301号室
  • 設立:2025年5月8日
  • 事業内容:企業向けGEO・LLMO対策プラットフォームの開発・提供
  • 企業HP:https://www.querylift.co.jp/
  • お問い合わせ:https://www.querylift.co.jp/contact/company

本記事はQueryLift株式会社の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間