MWF、R&Sと共に高速SAR測定ソフトMATEOSをリリースへ
マイクロウェーブファクトリー株式会社(MWF)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG (R&S)と共に、比吸収率(Specific Absorption Rate:SAR)を高速に測定するソフトウェアMATEOSをリリースします。本ソフトウェアは、Schmid & Partner Engineering(SPEAG)のシステムとR&Sのテスターをシームレスに統合し、高速かつ完全自動化されたSAR測定を可能にするものです。5Gや4G(LTE)機器の開発において、人体への電波の影響評価を自動化し、安全性の高いモバイル機器の設計支援を目指します。
測定システムとテスターの統合による完全自動化
MATEOSは、SPEAGのcSAR3Dベクトルアレイシステムと、R&SのCMX500無線通信テスターをシームレスに統合するソフトウェアです。この統合により、高速かつ完全自動化されたSAR測定環境を実現します。
対応する通信規格は、5Gスタンドアローン(SA)およびノンスタンドアローン(NSA)、4G(LTE)です。これらの機器開発において、人体への電波の影響評価を自動化することで、設計プロセスの効率化を図ります。

SAR測定は、スマートフォンをはじめとするモバイル機器が人体への電波影響に関する安全基準に適合しているかを確認するために不可欠な試験です。

今回の協業を通じて測定を高速かつ安定して実施できる環境を整えることで、モバイル機器メーカーが安全性の高い製品をより迅速に市場投入できるよう支援するとしています。
協業各社の事業と概要

開発に関わる3社は、それぞれ電磁気や通信計測の分野でソリューションを展開しています。
- マイクロウェーブファクトリー株式会社(MWF):20年前に設立され、先進的なワイヤレス、車載レーダー、電磁両立性、航空宇宙、防衛技術向けの試験ソリューションを提供しています。2014年からCornes Technologiesグループの一員で、ISO 9001およびISO/IEC 17025の認証を取得しています。
- Schmid & Partner Engineering AG(SPEAG):静的から光周波数までの電磁界の近傍・遠方場を正確に評価するための数値ツールおよび機器を開発・製造しています。携帯電話の電磁安全性やMRI、医療用インプラントなどの分野で製品が活用されています。
- Rohde & Schwarz:電子計測、テクノロジーシステム、ネットワーク&サイバーセキュリティを展開するグローバルテクノロジーグループです。ミュンヘンに本社を置く非上場企業で、2024/2025会計年度(7月~6月)に31億6,000万ユーロの純収益を計上しました。2025年6月30日時点で全世界の従業員数は1万5,000人を超えています。
本記事はマイクロウェーブファクトリー株式会社の発表をもとに作成しています。
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