TISIのセキュリティ運用基盤にAgenticSecのAI検証製品が採用
株式会社AgenticSecは、TISI株式会社が推進する金融分野向けセキュリティ運用基盤モデル「AI Security Control Plane」において、AIによるセキュリティ検証領域を担う製品として「AgenticSec DevSecOps」および「AgenticSec Pentest」が採用されたことを発表しました。TISIが基盤全体の設計・統合・運用支援を担い、AgenticSecがAIによるセキュリティ検証分野で連携します。
採用の概要と連携製品の役割
「AI Security Control Plane」は、脆弱性情報や対象システムのインフラ構成、アプリケーション資材、既存セキュリティ製品の診断結果・監視情報、攻撃状況などを統合し、AIを活用して継続的なリスク評価や対応優先度の提示、対応支援を行うTISIのセキュリティ運用基盤モデルです。
本基盤において、AgenticSecは検出された脆弱性候補が対象システム上で攻撃経路として成立するかを検証する役割を担います。
- AgenticSec DevSecOps:情報資産の管理情報、脅威情報、コードリポジトリ、過去の診断レポート、既存製品の出力、ペネトレーションテスト結果などを接続して整理・トリアージを実施し、対象システムに関する情報と検証結果を継続的に蓄積・更新します。
- AgenticSec Pentest:攻撃者視点のAIエージェントが脆弱性診断からペネトレーションテストまでを自動実行し、攻撃経路が実際に成立するかを検証します。検証結果はWeb UI、PDFレポート、再現コマンドなどで提示されます。
両製品の組み合わせにより、検出から実証、対応、再検証までを一つのループとし、年数回の診断から変化を捉え続けるセキュリティ運用への移行を支援します。
採用の背景
生成AIの急速な進化に伴いサイバー攻撃の手法が高度化・高速化する中、金融システムなどの重要インフラでは、大量の脆弱性情報や攻撃兆候に対して限られた人員で迅速に対応することが求められています。一方で、人手を中心としたペネトレーションテストは高額かつ低頻度になりやすく、関連情報も分散しているため継続的な検証が難しいという課題がありました。
TISIは2026年7月29日にデジタル決済ソリューションのトータルブランド「PAYCIERGE」において、決済領域に特化したVertical AIと専門人材を掛け合わせる次世代決済プラットフォーム戦略を発表しており、「AI Security Control Plane」はその一環として推進されています。今回、TISIの金融・決済システムにおける知見や運用支援力に、AgenticSecの情報接続・トリアージ技術およびAIペネトレーションテスト技術が組み合わされることになりました。

TISI株式会社 デジタルイノベーション事業本部 サービスプラットフォーム事業部 事業部長の関 雄太氏は、AgenticSecの自律的に攻撃経路を探索・検証するAIペネトレーション技術について、脆弱性対応を点から線へ進化させる可能性を持つ技術として期待している旨をコメントしています。
今後の展開
AgenticSecは、TISIが目指す「AI Security Control Plane」の実現に向けて伴走し、金融分野における継続的なセキュリティリスク検証モデルの共同構築を進めます。実運用を通じて検証機能や運用モデルの高度化を図り、将来的には金融機関をはじめとする幅広い企業への共同提供を目指すとしています。
関連企業の概要
株式会社AgenticSec
- 設立:2025年6月9日
- 代表者:代表取締役CEO 中谷 翔
- 所在地:東京都渋谷区神南1丁目11-4 FPGリンクス神南5階
- 事業内容:AIペネトレーションテスト・セキュリティ検証製品「AgenticSec」の開発・提供
- コーポレートサイト:https://agenticsec.tech/
TISI株式会社
- 代表者:代表取締役 社長執行役員 岡本 安史
- 本社所在地:東京都新宿区
- Webサイト:https://www.tisi.jp/
本記事は株式会社AgenticSecの発表をもとに作成されています。
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