Dellows News

公益財団法人ガクシー財団が本格始動、返済不要の給付奨学金創出を目指す

公益財団法人ガクシー財団は2026年9月8日、公益財団法人としての本格始動にあたり「公益化記念お披露目会」を開催しました。当日は行政、金融機関、企業、財団、NPO、教育関係者、メディアなど幅広い分野から約60名が参加しました。「教育を支える新しい資金循環」をテーマに、若者の学びと挑戦を支える仕組みについて考える機会となりました。

給付奨学金の設計から給付までを一貫して担う体制へ

ガクシー財団は、個人や企業の想いと資金を返済不要の給付奨学金などの形で若者につなぐ公益財団法人です。

関連会社の株式会社ガクシーでは、約1万7,000件の奨学金情報を掲載し約60万人が利用する奨学金プラットフォーム「ガクシー」の運営や、大学、自治体、財団などに向けた奨学金運営システム「ガクシーAgent」の提供を行ってきました。同財団は公益財団法人への移行を機に、個人や企業の志を反映した奨学金の設計から公募、選考、給付までを一貫して担う取り組みを本格化させます。進学費用に限らず、留学、研究、起業、体験機会など多様な学びと挑戦を支えていく方針です。

教育を支える資金循環をテーマにパネルディスカッションを実施

当日は「教育を支える新しい資金循環をどうつくるか―現場・政策・寄付、それぞれの立場から―」をテーマとしたパネルディスカッションが開催されました。

モデレーターは認定NPO法人日本ファンドレイジング協会評議員・認定ファンドレイザーで大学院大学至善館教授・副学長兼インパクトエコノミーセンター所長の鵜尾雅隆氏が務めました。パネリストには認定NPO法人Learning for All代表理事の李炯植氏、株式会社こども政策シンクタンク代表取締役でガクシー財団理事の白井智子氏、ガクシー財団代表理事の大工原靖宜が登壇しました。

李氏は現場での支援状況を紹介し、公的制度の狭間にあるニーズに柔軟かつ迅速に対応できる民間寄付の強みを語りました。白井氏は制度を知らない子どもが多い現状を指摘し、情報アクセスの環境整備の重要性を訴えました。代表理事の大工原靖宜は、奨学金を通じて若者の挑戦を支え、将来的に支援を受けた若者が次の世代を支える側に回る循環をつくりたいとの考えを示しました。

奨学金の総量を増やし持続的な循環を目指す

ガクシー財団は今後、学校、企業、自治体、財団、NPOなどとの連携を進め、以下の取り組みを推進するとしています。

  • 個人や企業の想いを反映した給付奨学金の設立を支援する
  • 留学や体験機会など、金銭給付にとどまらない支援を広げる
  • 多様な給付奨学金の情報発信を強化し、情報の非対称性を解消する

法人概要

  • 法人名:公益財団法人ガクシー財団
  • 代表理事:大工原 靖宜
  • 所在地:東京都渋谷区
  • 公益認定日:2026年7月23日
  • 公式サイト:https://gaxi-zaidan.or.jp/

本記事は公益財団法人ガクシー財団の発表をもとに作成しています。

アクセスランキング

今日

1週間