Dellows News

AIST Solutions、産総研のツールを活用したCCUS・CDR評価講座を開講へ

AIST Solutionsは、二酸化炭素の回収・利用・貯留(CCUS)や大気中のCO₂除去(CDR)に関する評価手法を学ぶテクノナレッジ講座を開講する。産業技術総合研究所が開発した評価ツール「AIST-CMT(Carbon Management Tool)」を題材とし、環境価値と経済性を一体で評価する考え方やツールの活用方法を体系的に習得する内容となっている。講座は基礎編のオンデマンド座学と実践編のハンズオン実習で構成され、2026年9月より順次提供を開始する予定としている。

CCUSやCDRの事業化判断に向けた環境価値・経済性評価

CCUSやCDRの社会実装が進む中、企業が技術導入や事業化を判断する際には、CO₂削減効果だけでなく導入・運用コストやクレジット価値、事業性を一体で評価することが求められている。また、カーボンクレジット市場の拡大に伴い、評価の透明性や国際整合性の重要性も高まっている。

本講座では、ライフサイクルアセスメント(LCA)による環境価値と、技術経済性評価(TEA)による経済性の統合評価を学ぶ。物質収支やエネルギー、コストといった入力データの考え方から、CO₂排出量や削減コストなどの出力結果の読み方、複数シナリオ比較による最適条件の探索や戦略設計への活用方法などを網羅する。

基礎編と実践編の2部構成

講座は、受講者の目的に合わせて基礎編と実践編の2段階で提供される。

基礎編(オンデマンド座学)では、CCUSやCDRの導入検討に必要な評価の考え方、LCAとTEAの統合評価の基礎、AIST-CMT評価ツールの全体構造や機能を体系的に学習する。受講期間中は好きなタイミングで何度でも視聴できる形式となっている。

実践編(ハンズオン実習)では、AIST-CMT評価ツールを実際に操作しながら、入力データの設定や計算結果の確認、条件変更による比較評価を体験する。自社プロジェクトへの適用やツール導入に向けた具体的な活用イメージを持つことを目指す。

開催日程と受講概要

講座の受講申込締切は、基礎編・実践編ともに2026年9月16日17時までとなっている。

  • 基礎編(オンデマンド座学)第1回:2026年9月28日10:00〜2026年10月16日23:59、受講料は33,000円(税込)
  • 実践編(ハンズオン実習)第1回:2026年10月6日13:00〜16:00、受講料は各回55,000円(税込)、PC貸出付きプランは各回66,000円(税込)

実践編の受講料にはオンデマンド座学の視聴料金が含まれる。なお、基礎編は2026年11月以降に随時視聴の申し込み受付を開始する予定としているほか、実践編は最小開催人数に達しない場合に中止となる可能性があるとしている。

テクノナレッジ講座は、AIST Solutionsが提供する人材育成サービスの一つで、産業技術総合研究所の研究者などが講師を担当し、各産業分野の先端的な知見や技術を短期間で習得することを目的に実施されている。受講後に技術コンサルティングや共同研究などのサービスと組み合わせることで、基礎技術開発から事業構築までの支援も提供されている。

本記事はAIST Solutionsの発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間