メディアリンクス、パリ五輪でメディアIP伝送サービスを運用開始

メディアリンクスは、2024年のパリオリンピック・パラリンピック競技大会において、同社のIPメディアプラットフォーム「Xscend®」を使用したメディアIP伝送サービスの運用を開始すると発表した。

Xscend®は、放送局やプロダクション向けに、映像や音声などのメディアデータをIP網で伝送するためのプラットフォームだ。高品質かつ低遅延での伝送を実現し、また柔軟なネットワーク構成が可能なため、大規模なスポーツイベントでの利用に適している。

メディアリンクスは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでもXscend®を使用したメディアIP伝送サービスを提供しており、パリ大会でも同様のサービスを運用する。これにより、現地の競技会場から国内外のテレビ局やプロダクションに、高品質な映像や音声を低遅延で伝送することが可能になる。

同社は、Xscend®の技術を活かし、パリ大会でのメディア伝送におけるIP化をさらに推進していくとしている。また、今後も国内外の大規模スポーツイベントでの利用を見据え、サービスの拡充を図っていく方針だ。

IPを活用したメディア伝送は、放送業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として注目されている。メディアリンクスは、Xscend®を核としたソリューションを提供することで、この分野をリードしていく考えだ。