板橋区のデジタル地域通貨「いたばしPay」、流通総額100億円を突破

東京都板橋区のデジタル地域通貨「いたばしPay」の流通総額が2024年7月に100億円を突破した。株式会社アイリッジの連結子会社でデジタル地域通貨事業を展開する株式会社フィノバレーが、デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」のシステム提供と運用支援を行っている。

「いたばしPay」のユーザー数は13万5千人、加盟店数は当初目標としていた紙の商品券の取扱店舗数1,500店舗を超えた。キャンペーンや健康管理連動機能「いたPay健幸ポイント」に加え、板橋への愛がたっぷり詰まった人とまちをつなぐコラム「いたPayさんぽ」等の取り組みで着実にファンを増やしている。「いたPayさんぽ」を開始した2024年3月以降、公式サイトアクセスは4倍以上に成長。7月には個人間送金機能も実装され利便性も向上した。

8月1日からは最大20%還元のキャンペーン「夏のいたPayまつり」も実施予定だ。中小個店は20%、大型店は5%のポイント還元が行われる。引き続きさまざまな取り組みを通じて加盟店数2,000店舗達成と地域のつながりづくりを目指す。

「いたばしPay」は2022年10月に提供開始。2023年9月には都内初の試みとして健康に関する活動をデジタル地域通貨と連動させる「いたPay健幸ポイント」制度もスタートし、延べ26,000超のユーザーが利用するなど健康意識を高めることにつながっている。