株式会社ラキールは2024年7月25日、LaKeel DXに生成AIを組み込んだ新機能をリリースすると発表した。この新機能により、開発経験がない社員でも手軽にシステム画面部品を瞬時に構築できるようになる。

LaKeel DXは、ソフトウェアを部品として開発し、それらを組み合わせることでアプリケーションを作成できるプラットフォームだ。これまではドラッグ＆ドロップによる開発手法でシステム画面を構築する機能があったが、新機能では生成AIを活用することで、利用者が求める画面部品をチャットの指示一つで瞬時に構築できるようになった。

例えば、「社員情報を登録するフォームを作成してください」といった大まかな要望をチャットで伝えると、”社員名”や”社員ID”、”電話番号”といった必要な項目を数秒で配置する。さらに、ラベルの幅や色の調整といった細かなデザイン指示も、瞬時に生成AIが調整するため、利用者は自分がイメージした通りの画面を簡単に作成でき、仕事のスピードを落とさずにすぐに利用できる。

ラキールは、生成AIを活用した部品開発を皮切りに、業務で必要なシステムを簡単に作れる世界を目指し、企業の生産性とビジネススピードの飛躍的な向上に貢献していく方針だ。

LaKeel DXは日本発・日本初のデジタルビジネスプラットフォームで、機能の一つひとつを部品として開発し、それらを組み合わせて業務アプリケーションを作ることができる。部品単位で追加・入替が可能なため常に最新の状態に保つことができ、リプレイスが不要なことから『サステナブルソフトウェア』と呼ばれている。ラキールはこの新しい技術で特許を取得しており、顧客企業はスクラッチ開発のメリットである「各社独自の要件」を叶えることと、パッケージ製品のメリットである「効率的＆ベストプラクティスの適用」の両方を享受できる。