TVアニメ「リコリス・リコイル」の制作過程で生まれた中間成果物がNFTとして販売される。A-1 Pictures制作のオリジナルアニメーション「リコリス・リコイル」は、2022年7月から9月にかけて放送され、小説やコミカライズなど多方面に展開している人気作品だ。

今回のNFTオークションでは、オープニングやアイキャッチの制作過程で作成された「作画監督修正」「原画」「背景美術」「本撮、ムービー（撮影）」「アイキャッチ」から選りすぐりのアイテムを合計151点販売する。各アイテムは1点ものであり、落札者だけがその唯一の保有者となる。

オークションは、NFTマーケットプレイス「SNFT」にて2024年7月24日（水）12:00から8月4日（日）20:59まで行われる。入札には日本円（クレジットカードor銀行振込）が使用可能だ。

今回のプロジェクトの目的は、アニメーション制作の各工程で生まれる「中間成果物」をNFT化し販売することで、売上を担当クリエイターに直接分配し、新たな持続可能な収入源となりうる可能性を探ることにある。売上金額から、マーケットおよび制作スタジオの手数料と製作委員会ロイヤリティを差し引いた金額が、各素材の担当クリエイターに分配される。

A-1 Picturesは、ソニー・ミュージックグループのアニメーション企画製作会社であるアニプレックスの100%子会社として2005年に設立されたアニメーション制作スタジオだ。「リコリス・リコイル」のほか、「ソードアート・オンライン」シリーズや「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズなど、幅広いジャンルの作品を手掛けている。

SNFTは、クレジットカードでNFTを購入・管理できるマーケットプレイスで、購入したNFTはSNFT上で確認でき、ウォレットに移すことも可能だ。ブロックチェーンには環境負荷の少ないパブリックチェーンを利用している。