「虎に翼」展が三条市で開催、7月20日から
2024年7月20日から8月4日まで、新潟県三条市の「ほまれあ」文化芸術ギャラリー脇スペースにて、現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」の企画展が開催される。入場は無料だ。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリーだ。7月中旬から放送される新潟編では、三条市出身の俳優で同市のPRアンバサダーを務める高橋克実さんが、三条市の弁護士役として出演する。
今回の企画展は、三条市とつながりのある本番組にちなんだもので、番組に登場する衣装や小道具などが展示される。主催はNHK財団、協力は三条市、三条シティセールス実行委員会、新潟県観光協会だ。
三淵嘉子さんは1940年に日本初の女性弁護士の一人となり、女性に参政権が認められないなど男尊女卑の風潮が根強い中、法曹界の草分けとして時代を切り開いた。1972年から1973年には新潟家裁所長を務め、新潟の地で日本初の女性裁判所長となった。
新潟市内では「虎に翼」のラッピングバスも運行中だ。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く本作の世界観を、企画展やラッピングバスを通して体感できる貴重な機会となるだろう。