サッポロビール、2026日本パッケージングコンテストで初の3件同時受賞
サッポロビール(株)は、(公社)日本包装技術協会が主催する「2026日本パッケージングコンテスト」において、同社のパッケージング開発3件が入賞したと発表した。「アクセシブルデザイン包装賞」「飲料包装部門賞」「適正包装賞」をそれぞれ受賞し、同コンテストでの3件同時受賞は同社として初となる。
同社は「サッポログループ容器包装ビジョン」のもと、製品ライフサイクル全体における環境配慮とユーザビリティ確保を目指して容器包装の研究開発を進めており、多角的な視点による取り組みが評価された。
環境負荷低減と点字表示を両立したRTSびん
アクセシブルデザイン包装賞を受賞した「RTS 500mlびんの大幅軽量化による環境負荷低減」は、びんの成型方法の見直しと肉厚設計の最適化により、強度や耐久性を維持しながら1本あたりの重量を320gから約3分の2に相当する215gへ軽量化した。

これにより、従来容器比で年間約380tのCO₂排出削減を見込んでいる(2024年販売実績数に基づくCO2排出量を従来基準として算出)。さらに、ユーザビリティ向上のため「おさけのもと」の点字表示を新たに導入しており、環境配慮とユニバーサルデザイン性の向上が評価された。
副産物をアップサイクルした紙製タンブラー「もるたん」

飲料包装部門賞を受賞した「もるたん」は、ビール製造過程で発生する副産物「モルトフィード」をアップサイクルした紙製タンブラーである。パルプモールド成型技術によりプラスチック不使用を実現した。
ガラスやプラスチック製と比べて結露を抑制し手やテーブルを濡らしにくい構造となっており、飲み口の厚さは0.6mmまで薄く設計されている。中央部の段差構造で把持性の向上と飲用時の変形を抑制するほか、内側の星型エンボスを目安に注ぐことでビールと泡の比率が7:3となる設計や、スタック時の引き抜き性向上など、環境適性と使用性の両面が評価された。
開封性と作業性を向上させた「ライナカットレス段ボールケース」
適正包装賞を受賞した「開けやすさは軽く、開け方はそのまま「ライナカットレス段ボールケース」」は、段ボール箱の内側の紙にあらかじめミシン目状の切れ目を入れる従来のライナカット方式を廃止し、シンプルなジッパー形状を採用したビール系飲料包装箱である。
脱線しやすい箇所への斜め刃の配置や曲線構成により安定した開封性を実現し、開封時の側面の強度を従来品比で約75%に抑制した。3段階必要だった位置合わせが不要になることで工程簡略化とコスト削減に寄与するほか、24缶入りビール系飲料包装箱の店頭ハーフトレイ化にも対応し、店頭作業性と美粧性の向上が評価された。

- お問い合わせ先:サッポロビール(株)お客様センター ℡ 0120-207-800
本記事はサッポロビール(株)の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



